不倫という名の恋をして〈自分①〉 | 不倫という名の恋をして

不倫という名の恋をして

本来ならば、誠心誠意、子育てに没頭すべき時、いい母親になることをいつも自分に誓っていた時、なぜか毎日を息苦しく感じていました。そんなときのインターネットでの彼との出会い。誰にも言えなかった彼とのこれまでのことを、ここに綴っていきたいと思います。

あんなに断ち切るのに苦しんだのに、


不倫のない生活が普通になると、


もう二度と不倫はしたくないと、


しみじみ思ったものだ。


自分で選んだことだったけど、


不倫から来るストレスは、


自分にとってかなり大きかった。


嫉妬と未来への不安で気持ちが常に休まらない


とか


いつでも奥さんの元に帰れる相手の気持ちを繋ぎ止めるために常に物分かりのいい振りをする


とか


相手の言葉と実際の状況が矛盾していることにいつも疑問を感じてしまう


とか


本当は怒って問い詰めたくても相手の機嫌を損ねて切られないように怒りを我慢する


とか


日常の細かいこと(例:取りたい時に直ぐに連絡が取れない、会える時間が限られているなど)まで含めると、


嫌なことが本当にたくさんあった。


結婚して子供がいて簡単に別れられない


とか


相手に生活費をもらっている


とか


そんな社会的なしがらみは一切なく、


誰も私達の関係を知らなかったのに、


相手との繋がりを失いたくないという気持ちと口約束だけを信じて、


自分の家族に嘘をついて悲しませて迷惑をかけながら離婚までして、


相手の離婚をただひたすら待った


そんな我慢の時間の方がずっと多い遠距離不倫を17年間も続けた自分は、


自分も周りも大切にできない未熟な人間だったのだと、今は思っている。