36 認知症 なんで気が付くの? その2 | プレ介護アドバイザーはまじゅんのおしゃべりサロン

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周囲の人が、認知症に気が付くポイント

の2回目です。

 

・ 同じことを何度も聞く、何度も話す。

一度聞いたことも、すぐに忘れてしまうため、

何度も聞きます。周囲の人はうんざりするかも

しれませんが、本人にとっては、毎回が

「1回目」です。

 

同じように、気になる話は何度も同じ話を

繰り返します。自分が一度話したことを

忘れてしまうからです。

 

「何度も同じことを聞かないで」

「もういい、その話はさっき聞いたから」

 

そんな風に対応されると、認知症の人は

とても悲しくなります。だって、初めて

聞いたのに、初めて話したのに邪険に

されたと感じるからです。

 

大変だと思いますが、優しく対応しましょう。

そして、話をさりげなくそらすのも有効です。

何の話をしていたかも、すぐに忘れてしまう

からです。

 

・今までしてきたことをしなくなる

男性の場合、新聞を読まなくなったり、囲碁や

将棋をしなくなる。老人会のゲートボールや

麻雀に行かなくなる。車をあちこちにぶつけて

運転ミスが多くなる。

 

女性の場合、お化粧をしなくなったり、おしゃれ

をしなくなる。井戸端会議をしなくなり、好き

だったテレビを見なくなる。料理や買い物を

億劫がる。

 

その理由は、新聞やテレビの内容が理解でき

なくなったり、自分自身の変化に気が付いて

将来が不安になって、気持ちが落ち込んだり

するからです。

 

「私たちが付いているから、大丈夫だよ」

安心させてあげることが一番です。