感染
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200313-00071062-gendaibiz-soci
新型コロナウイルスのPCR検査をめぐって、私は「検査を拡充すべきだ」という立場から、2週連続で厚生労働省の対応を批判してきた。だが、すでに遅し。検査が間に合わず、患者がたらい回しされたり、容態が悪化した例が相次いだ。
いずれもPCR検査が遅れ、本人と医療機関が新型コロナウイルスの感染を確認できず、対応が後追いになった、とみられるケースである。2番目の例は、検査で感染が分かっていれば、意識障害が起きるほど悪化しなかったかもしれない。
病気は「早期発見、早期治療」が大原則なのは、当然だろう。だが、いまは「発熱が続いて悪化したら、初めて検査」とまったく逆なのだ。
なぜ、そんな状態になったかといえば、先々週から指摘してきたように、厚労省が「保健所→帰国者・接触者外来」という、普通の患者が思いつかない診察ルートを作ったからだ。なぜ、そうしたかといえば、最大の理由は、厚労省の外郭団体である国立感染症研究所(感染研)が疫病研究のために、感染データを収集しやすいようにしたからである。
具体的なたらい回しの実態はリンク先で確認を
孫会長の提言はこの打破のために有効だったのに…