2023/7/11
最高裁が性的マイノリティーの人の職場環境についての初の判断となりました。
この裁判は、
・戸籍上は男性である
・性同一性障害と診断されて女性として生活する
職場の女性用トイレの使用を制限されたとして
処遇の改善などを求めていたものです。
1審東京地裁:トイレの使用制限を「違法」
2審東京高裁:裁量権の範囲内だとして「違法ではない」
【6月16日最高裁で開かれた弁論】
職員側:
「女性として社会生活を送る重要な法的利益が制約されている」
被告国側:
「判断当時、性自認に従ったトイレの自由な使用を認めるべきとの社会的な広い理解が存在したとはいえない」
最高裁が結論を変えるのに必要な手続きである【弁論】が開かれたことから
使用制限を「違法ではない」とした2審の判断が見直される可能性がありましたが、
結果、昨日の判決で「違法」という判断となりました。
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ここ数年で「トイレ」「更衣室」に関するご相談が増えています。
繊細な問題で「トイレ」や「更衣室」を
簡単に増やせる会社ばかりではありませんが、
事業所では従業員の職場環境配慮義務がありますので、
問題に向かって一緒によりよき解決方法を探っています。
なにかのときにご相談ください。