電通「鬼十則」 | 【大阪市 平野区】山岡建設社長の幸福共創物語~みずから明るい未来へ~

【大阪市 平野区】山岡建設社長の幸福共創物語~みずから明るい未来へ~

創業大正15年、会社設立昭和30年。大阪市平野区で水道工事業をメインに土木、リフォームと事業を広げています。代表の山岡建設社長が、ジャズやロックなどの音楽の話や下手なゴルフの話とほんのすこし仕事話を通じて日々歩み続ける物語です。

お元氣様です。

電通は、女性新入社員が過労死した問題を踏まえ、仕事への心構えを示した行動規範ともいえる「鬼十則」を、2017年から社員手帳に掲載するのを取りやめると発表しました。

鬼十則は4代目社長吉田秀雄氏の遺訓で、長時間労働を容認する背景になっているとの批判が出ていたとマスコミは伝えています。

内容は、、、

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

という内容ですが、
今回の問題の本質と違うような気がしてなりません。

企業は、そこに関わる人が幸せになるために存在するものと思います。

でも幸せに至るまでの道のりは決して安穏としたものでなく、激しい競争にさらされるのも現実です。

4代目社長吉田秀雄氏は、その点を見据えておられてあえて言葉にされたのではないでしょうか。

手帳から削除するというのは、会社のスピリットを否定するということにもつながります。

電通の優秀な役員がそれを否定するということは、今まで培ってきたものを否定するにも等しいのではないかと思います。

すぐには影響は出ないと思いますが、5年ぐらい経つと今回の削除の影響が出てくるように思います。

私は電通という会社の中身のことは丸っきり知りません。

しかし、企業の根幹をなすものをなくすということが、どのような影響があるかということは、なんとなく感じるものはあります。

ちなみに「裏十則」というのもあるそうです。
ご参考までに。

1)仕事は自ら創るな。みんなでつぶされる。
2)仕事は先手先手と働きかけていくな。疲れるだけだ。
3)大きな仕事と取り組むな。大きな仕事は己に責任ばかりふりかかる。
4)難しい仕事を狙うな。これを成し遂げようとしても誰も助けてくれない。
5)取り組んだらすぐ放せ。馬鹿にされても放せ、火傷をする前に…。
6)周囲を引きずり回すな。引きずっている間に、いつの間にか皆の鼻つまみ者になる。
7)計画を持つな。長期の計画を持つと、怒りと苛立ちと、そして空しい失望と倦怠が生まれる。
8)自信を持つな。自信を持つから君の仕事は煙たがられ嫌がられ、そしてついには誰からも相手にされなくなる。
9)頭は常に全回転。八方に気を配って、一分の真実も語ってはならぬ。ゴマスリとはそのようなものだ。
10)摩擦を恐れよ。摩擦はトラブルの母、減点の肥料だ。でないと君は築地のドンキホーテになる。