お元氣様です。
同業の方の60歳以上の方とお話をしていますと、覇気のない方が多くいらっしゃいます。
“ワシの代で終わりやから、ボチボチでええねん。”
“年金あるから気楽にいくねん。”
“昔は単価が良かったけど、今は単価が安いから儲からへんで。”
聞いているこちらまで氣が滅入ってきそうになります。
言葉がマイナス言葉ですから、そのような方の業績はお世辞にも良いとは言えません。
世の中はそのような方ばかりではありません。
“私は100歳まで現役の社長で続ける。世の中の健康に貢献するのだ!!”とおっしゃるのは、今年76歳になられるマッサージ専業メーカーの社長様です。
ほぼ毎月に一度はお見受けし、講話をお聞きする機会がありますが、お元気そのものです。
この違いは何なのか?
「志は気の帥なり」という孟子の言葉があります。
志すなわち目標あるいは夢といったものは、あらゆる気、すなわち元気、やる気、気力、気骨、気概などの源である、という意味です。
人間は年齢を重ねると体力が落ちてきます。
と同時に気力も落ちてきます。
若い時は、夢や希望を胸に生き、気力も充実しています。
年齢を重ね、夢や希望や目標がなくなると、体力かなり落ちていますので気力も相当落ちてくるのではないかと思います。
それが、先ほどの同業者の言葉につながっているのではないかと思います。
たえず自分の目標をもってしっかりと生き抜いていくことが人生を充実させていく元になるのではないか。
敬老の日を前にふとそんな思いに駆られました。