お元氣様です。
第24回盛和塾世界大会に参加しました。
パシフィコ横浜大ホールに海外塾も合わせて88塾4773名の塾生が参加しました。
今回は6名の経営者が稲盛経営哲学を学び、実践していくことにより会社の経営がよくなっていった発表をされました。
6名の方の経営体験発表は決して順風満帆にいったものではなく、倒産寸前にまで追い込まれた方もいらっしゃいます。
そのような困難な状況から考え方(フィロソフィ)の重要性に目覚められ、経営状態が改善されていった方ばかりです。
経営状態の改善ですごい方は、盛和塾に入塾されたときは年商が数億円だったのが、わずか数年で40億円ぐらいまで伸ばされた方がおられました。
毎年10億円の売上の伸びです。
凄いの一言です。
大会のフィナーレは稲盛和夫塾長による講話。
会場の雰囲気は、4773名の人がいるとは思えないほど張りつめた雰囲気になり、塾生一人一人がど真剣に聞き入ります。
今年の講話テーマは『人を育てる』
内容は、、、
人材育成は経営の課題である。
会社が小さいうちは、経営者がすべてを見ることができるが、大きくなってくるとそのようなわけにはいかない。
自分に変わる人が欲しくなってくるが、中小企業の場合はなかなか思うようにはいかない。
そのような中から生まれてきたのがアメーバ経営である。
会社というのは、目端の利く人はすぐに転職してしまい、残るのは鈍な人しか残らない。
そのためには、まずは経営者が率先垂範して先頭に立って働くことが大切である。
社長の後姿を見て、社員が育つようでないといけない。
新しい事業展開を図るときは誰を派遣するかで成否が決まる。
人を育てるには収益が必要である。
部下には場を与え、経験を与えることで育てていくことができる。
修羅場をくぐらせること。
企業をもっと発展させようと思うと、才覚のある人間を外部から引っ張ってくる時がくる。
その時に問題になってくるのが、古参社員との関係性。
才覚のある人にはフィロソフィが必要である。
人間性に問題のある人には、話をして理解してもらう。
後継者の社長を選ぶ基準
①判断、決断の基準を心の中に持っている人
②企業に対する無限大の責任を持つことができる人
③自らのすべてを会社に注入できる人
④従業員の物心両面の幸福の追求のため誰よりも努力する存在である人
⑤従業員から尊敬される存在である人
トップ自らが心を高め続け器を大きくすると、人材が育ち、後継者に恵まれ、安定的に伸ばしていくことができる。
魂が震えるような講話は私の経営者魂に火を点けていただいたような気がいたします。
あとは実践あるのみです。