経営に魂が入ってますか?~まず経営理念を確立すること~ | 【大阪市 平野区】山岡建設社長の幸福共創物語~みずから明るい未来へ~

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創業大正15年、会社設立昭和30年。大阪市平野区で水道工事業をメインに土木、リフォームと事業を広げています。代表の山岡建設社長が、ジャズやロックなどの音楽の話や下手なゴルフの話とほんのすこし仕事話を通じて日々歩み続ける物語です。

お元氣様です。


松下幸之助著『実践経営哲学』の中で一番に松下幸之助氏が述べているのが、『まず経営理念を確立すること』です。

これは、稲盛和夫氏の提唱する経営12か条の第一条である『事業の目的・意義を明確にする』と近いように思います。

大きな志をもって苦難を乗り切っていく創業者もおられます。

しかし、多くの経営者は、食わんがためとか、一旗揚げて贅沢な生活をしたいとか、単に金儲けをしたいというような、どちらかというと、自分の私的な欲望を満たすため創業をするという方が一般的には多いです。

松下幸之助氏も、創業当初は経営理念もなく、ただご飯を食べるために創業をしました。

ちなみに、現代の経営の神様である稲盛和夫氏も創業当初は、京セラを
『稲盛和夫の技術を世に問う場』としていました。

松下幸之助氏は、事業が拡大発展する中で、事業の使命ということを考えていくようになりました。

昭和7年、松下幸之助氏は、事業の使命をを従業員に発表し、従業員が使命感に燃えて仕事に取り組むようになったと述べています。


そして、『経営に魂が入った』状態になったのです。

それからの松下電器(パナソニック)はより一層の発展を遂げていきました。

経営理念というと、創業間もない経営者の方や、極めて少人数で経営されておられる会社の経営者の方にとっては、必要ないと思われているかもしれません。

この点について、松下幸之助氏は、“この経営を何のためにおこなうのか、そしてそれをいかに行なっていくのかという基本的な考え方、すなわち経営理念というものがきわめて大切である。
”と述べています。


理念が大切なのはわかったけど、どのような理念でないといけないのか、という疑問がでてきます。

これについては、
何が正しいかという、一つの人生観、社会観、世界観に深く根差したものでないといけない。とあります。

そのために経営者は日頃から、
人生観、社会観、世界観というものを涵養していかなければならない。
とあります。

難しいことかもしれませんが、人と会う、書物に親しむということを通じて自分自身の考え方を高めていかなければならないということになると思います。


京セラフィロソフィも『人間として何が正しいか』ということに立脚しています。

経営者としての根源は何か。

そこが理解できないと、結局のところ、企業の一時的繁栄はあっても永続的な繁栄につながらないということになるのです。