Despite the legal reforms, certain social practices continue to segregate communities along economic and ethnic lines.

 

【certain】

certainは、確かに存在する、間違いないという感覚と、具体的には示さないけれど特定のものを指す感覚を合わせもっています。はっきりとは言えないが確実である、控えめで抽象的なニュアンスを持つ言葉です。

 

【segregateの発音】

How to pronounce segregate

 UK/ˈseɡ.rɪ.ɡeɪt/

 US/ˈseɡ.rə.ɡeɪt/

 

【segregateの単語難易度】

レベル:レベル9

学校レベル:大学院以上の水準

英検:1級以上合格に覚えておきたい単語

TOEIC® L&Rスコア:950以上取得に覚えておきたい単語

 

【segregate】

segregateは他動詞で「分離する」「隔離する」という意味を持ち、人種や性別などで人を分ける場合によく使われます。語源はラテン語“se(離れて)”と“greg(群れ)”で、「群れから引き離す」が原義。名詞形はsegregation。

 

【along economic and ethnic lines】

alongは前置詞で「何々に沿って」、economicは形容詞で「経済の」、andは接続詞で「何々と」、ethnicは形容詞で「民族の」、linesは名詞でここでは「境界線」「区分」という意味です。したがって、全体で「経済的および民族的な区分に沿って」という意味になります。

 

ここでの lines は単なる抽象的な線ではなく、線を引いて区切ることで境界を明確にしているイメージを伴っています。つまり、社会や集団が経済的・民族的な違いに基づいて、はっきりと分かれている様子が語感として伝わる表現です。

 

【日本語訳】

法的な改革にもかかわらず、特定の社会的慣習が経済的および民族的な区分に沿って地域社会を分断し続けている。

 

【解説】

アメリカでは、ブラウン対教育委員会裁判(1954年)で学校の人種隔離は違憲とされたにもかかわらず、南部の多くの州や地域では白人の親や地域社会が黒人児童の入学を拒否し、学校統合が何年も遅れた事例があります。南アフリカでは、アパルトヘイト廃止後も一部の都市では白人優先の居住地区が事実上維持され、黒人が中心部に住むことを地域社会が阻んだ例があります。どちらも法律の改正だけでは社会慣習や地域の抵抗を覆せなかったことを示しています。