French President Emmanuel Macron says recognizing a Palestinian state is not a “taboo” for France, as international frustration grows with Israel’s actions in the Palestinian territories. France and the EU have long supported a two-state solution in the Mideast, but as part of a negotiated settlement. With talks long stalled and Israel’s offensive against Hamas in Gaza deepening, some European countries are voicing support for recognizing Palestinian state sooner.

 

(From AP)

 

https://apnews.com/article/france-macron-palestinians-israel-5d37250a1e55c15c2847fc22b4975ba1

 

文章を読むためのポイント:taboo.

タブーという言葉は、宗教的・道徳的な理由で禁じられていることや、社会的な慣習や規範によって避けられていることを指します。死や性、特定の宗教や政治思想、身体的欠損などがタブーの例です。これらのタブーは、宗教や道徳、社会的な秩序を維持するため、または恐怖や不安を避けるために存在します。タブーは文化や時代によって異なり、常に変化しています。タブーを理解することは、異なる文化とのコミュニケーションや社会の仕組みを理解する上で重要です。いくつかの例文を見てみましょう。 In some cultures, it's taboo to eat certain types of meat, like pork or beef.(いくつかの文化では、豚肉や牛肉など、特定の肉を食べることがタブーとされています。)Talking about personal finances is often considered taboo among friends." (友人の間では個人の財務について話すことはしばしばタブーとされます。)In many societies, questioning authority figures is taboo.(多くの社会では、権威ある人物に疑問を呈することはタブーとされます。)

 

文章を読むためのポイント:a two-state solution. 

Two-state solution(二国家解決)は、イスラエルとパレスチナの間の対立を解決するための解決策として、独立したイスラエル国家と、独立したパレスチナ国家の形成を提案するものです。つまり、ひとつの国の中で二つの異なる民族が共存するのではなく、それぞれが独自の国家と領土を持ち、それぞれの国家に特定の民族が住む形態を指しています。これによって、イスラエルとパレスチナの両方が自己決定権を持ち、平和的な隣人関係を築くことが期待されます。

 

文章を読むためのポイント:with talks long stalled. 

withは付帯状況を表し、talksは交渉を表し、longは副詞としてstalledという形容詞を修飾し、stalledは受け身(過去分詞)の形で形容詞として後ろからtalksを修飾しています。stallは他動詞として使われる場合は「交渉を口実もうけて引き延ばす」という意味になり、それが受け身の形になると「引き延ばされた」という意味になります。つまり、with talks long stalledとは、「結論に達しない交渉が延々と続いてきた」、と言う状況を表しています。

 

日本語訳:

フランス大統領のエマニュエル・マクロンは、パレスチナ国家の存在を認めるということはフランスにとっては触れてはいけない話題ではない、と述べた。いまパレスチナ領土においてイスラエルが取っている行動に対して国際的な不満が高まっている。フランスと欧州連合は長らく二国家解決を支持してきたが、それはあくまでも交渉による解決が前提で、武力による解決ではない。交渉が引き延ばされ、ガザ地区のハマスに対するイスラエルの攻撃が激化するなか、いくつかの欧州の国々は、パレスチナ国家の存在を早期に認めるべきだ、という声をあげている。