NATO is launching its largest exercise since the Cold War, rehearsing how U.S. troops could reinforce European allies in countries bordering Russia and on the alliance’s eastern flank if a conflict were to flare up with a “near-peer” adversary. Some 90,000 troops are due to join the Steadfast Defender 2024 drills that will run through May, the alliance’s top commander Chris Cavoli said on Thursday. (Reuters)

 

文章を読むためのポイント:on the alliance’s eastern flank.

flankの日本語訳は「脇腹」ですが、食肉の文脈では「脇腹の肉」という意味で使われ、軍事的な文脈では「側面」「翼」という意味で使われます。 "on the alliance’s eastern flank"という表現は、直訳すると「同盟の東側の側面」となりますが、この文脈ではNATOの活動や軍事的な配置に焦点を当てる意味で用いられています。 NATOの位置づけ: NATOは軍事同盟であり、東側国境地帯に位置する加盟国が共同して安全保障に取り組んでいます。 Flank(側面)の概念: "Flank"は、軍事用語としては戦線の端や側面を指します。同盟の東側国境地帯は、NATOの戦略的な範囲の一部であり、これが「東側の側面」と呼ばれることがあります。 活動の強調: "on the alliance’s eastern flank"を使うことで、東側地域における重要性を示しています。 対ロシア関連: この表現は、ロシアの脅威に対抗するために、NATOが東側国境地帯での軍事的な存在感を強化していることを示すのに用いられます。

 

文章を読むためのポイント:if subject were to do

受験英語では仮定法未来の用法を習いますが、実際の英語の世界においても、この形が使われます。仮定法未来は、将来の出来事や状況に対する仮定や不確かさを表現する文法構造です。英語では、「if + 主語 + were to + 動詞の原形」の形が一般的に使用されます。この構造は、将来の特定の条件が成立した場合に何かが起こる可能性を示唆し、またその条件が実際に発生するかどうかは不確かであることを強調します。例えば、「If it were to rain tomorrow, we would cancel the picnic.」という文は、もし明日雨が降るという条件が成り立った場合に、ピクニックを中止する可能性があることを示しています。

 

文章を読むためのポイント: run through May. 

前置詞 "through" はいくつかの異なる意味を持ちますが、基本的な意味と "run through May" での用法について解説します。 基本的な意味: "Through" の基本的な意味は、何かを通り抜けて、一方から他方へと移動することを示します。例えば、”Mary walked through the park.”は、公園を通り抜けて歩いていることを表します。 完了や終了を示す意味: "Through" はまた、何かを完了したり終了させたりすることを示すことがあります。例えば、”John has read through the book.”は、本を最後まで読み終えたことを表します。 手段や方法を示す意味: "Through" は手段や方法を示す際にも使用されます。例えば、”The countries solved the problem through cooperation.”は、協力という手段を使って問題を解決したことを示します。時間を示す意味: "Through" は時間を示す際にも使われ、ある期間を通じて続くことを示すことがあります。 "Run through May" の文脈での "through" の用法は、時間の経過を示しています。具体的には、何かが5月全体にわたって続くか、または5月中に行われることを指しています。この表現は、活動やイベントが特定の期間を通じて行われることを強調します。例えば、”The festival will run through May.”は、フェスティバルが5月全体にわたって開催されることを示しています。

 

日本語訳:

北大西洋条約機構が開始するのは冷静以来最大規模となる軍事演習だ。これは、どのようにして米国軍隊が、ロシアと国境を接している欧州同盟諸国を強化することが出来るのかを事前練習するものであり、仮に、ほぼ匹敵する能力を持つ敵との間で紛争が起きた場合に備えるものだ。約90,000人の部隊が参加するのは「不動の守護者2024軍事演習」で、5月いっぱいをかけて行われる。同盟最高司令官クリス・カヴォリがこう述べたのは木曜日だ。