問題1.

空欄に入る適切な表現を選びなさい。

The lazy girl’s father insisted that she should wash the dish and (BLANK).

(A) iron the clothes.

(B) irons the clothes.

(C) ironing of the clothes.

(D) to iron the clothes.

 

解説1.

選択肢(A) iron the clothes: この選択肢を選んだ場合、文中には、insisted, wash, iron、の三つの動詞が存在することになります。そして、この場合、that節内の動詞は、washとironとなります。washも動詞の原形、ironも動詞の原形となり、二つの動詞はかたちが揃っています。つまり、この選択肢を選んだ場合は、以下の様に解釈することが出来ます。The lazy girl’s father insisted that she should wash the dish and iron the clothes. = The lazy girl’s father insisted that she should wash the dish and she should iron the clothes. この選択肢が正解です。

 

選択肢(B) irons the clothes: この選択肢を選んだ場合、文中には、insisted, wash, irons、の三つの動詞が存在することになります。動詞のかたちが、一組も揃わないので、この選択肢は誤りです。

 

選択肢(C) ironing of the clothes: この選択肢を選んだ場合、文中には、insisted, wash、という二つの動詞と、ironingという一つの動名詞が存在することになります。動詞のかたちが、一組も揃わないので、この選択肢は誤りです。

 

選択肢(D) to iron the clothes: この選択肢を空欄に入れると、文中には、insisted, wash、という二つの動詞と、to ironという一つのto不定詞が存在することになります。動詞のかたちが、一組も揃わないので、この選択肢は誤りです。

 

問題2.

空欄に入る適切な表現を選びなさい。

The aging process (BLANK) in different organs within a particular individual.

(A) and in widely different individuals varies in

(B) different individuals and in widely varies

(C) in widely different and individuals varies

(D) varies widely in different individuals and

(E) widely different and varies in individuals

 

解説2.

選択肢(A): まずandの後ろの単語に注目します。andの後ろにはinがあります。次にandの前の部分を確認します。inがありません。 同じ形が無いので、この選択肢は誤りです。

 

選択肢(B): まずandの後ろの単語に注目します。andの後ろにはinがあります。次にandの前の部分を確認します。inがありません。同じ形が無いので、この選択肢は誤りです。

 

選択肢(C): まずandの後ろの単語に注目します。andの後ろにはindividualsがあります。次にandの前の部分を確認します。individualsがありません。同じ形が無いので、この選択肢は誤りです。

 

選択肢(D): まずandの後ろの単語に注目します。andの後ろにはinがあります。次にandの前の部分を確認します。inがあります。 in different individualsとin different organsが同じ形になっています。これが正解です。

 

選択肢(D): まずandの後ろの単語に注目します。andの後ろにはvariesがあります。次にandの前の部分を確認します。variesがありません。同じ形が無いので、この選択肢は誤りです。

 

問題を解くためのポイント:同じ形をandで結ぶ

「勉強することと習うこと」という日本語を英語に訳す場合、はたしてStudying and to learn(動名詞+to不定詞)と言えるでしょうか。答えはNOとなります。英語では、等位接続詞には、and, but, orの三つがありますが、これらの等位接続詞で結ばれる言葉は、必ず同じかたちにしなければいけません。つまり、studying and to learn、は、studying and learning、というかたちにしなければならないのです。

 

例えば、ここに二つの文章があるとします。

(A) He told me to come and eat it. 

(B) He told me to come and ate it. 

 

一つ目の文章は、「彼は私に言った。こっちに来て、それを食べなさい、と。」という意味になります。食べたのは、おそらく「私」であろうと推察できます。二つ目の文章は、「彼は私にこっちに来るように言った。そして、彼はそれを食べた。」という意味になります。食べたのは「彼」です。

 

一つ目の文章の中には、動詞が三つあります。toldは過去形、comeは動詞の原形、eatも動詞の原形です。comeとeatが同じかたちになっていることがわかるかと思います。つまり、ここで使われているtoは、comeとeatの両方にかかるのです。結論として、この文章は以下の通り解釈することができます。He told me to come and eat it. = He told me to come and he told me to eat it. 

 

二つ目の文章の中にも、動詞が三つあります。toldは過去形、comeは動詞の原形、ateは過去形です。toldとateが同じかたちになっていることがわかります。つまり、ここで使われているHeはtoldの主語であり、また、ateの主語でもあるということになります。結論として、この文章は以下の通り解釈することができます。 He told me to come and ate it. = He told me to come and he ate it.

 

(寺島よしき基礎完成英語Point2より)