火曜日になりました！

事務所のインスタグラムを更新しました！

年内最後の更新です！

「写真撮らなきゃ！」

と稽古が始まる直前までは思っているのに、いざ稽古が始まってしまうと、すっ飛んでしまうんです。

家出る直前までは「郵便出すぞ！」と覚えているのに、一歩外に出たら忘れてしまう、アノ現象と同じです！

なんでなんですかねえ。不思議ですよねえ！

なので、今回は台本とブックカバーの写真を撮りました。なんとも味気ない写真ですが、文章の方は相変わらずの長文です！

誰が読むんだかっ！！！笑

てなわけで、今日もよろしくお願いしまーす！

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こんにちは、平埜生成です。

ヒラノキナリ、と読みます。

気軽に「きなり」って、呼んでください。

わたくし、来年2月に舞台に出演いたします！　事務所インスタでは、しばらくの間、毎週火曜日にキナリが舞台にまつわるアレコレを書いていきます。写真が苦手だったり、文章多めの投稿になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします！

てなわけで、レッツ、インスタグラム！

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2024年2月3日〜14日

「兵卒タナカ」

吉祥寺シアター

一般 6,000円

お得チケット 5,500円

U25. 3,500円

U18. 1,500円

詳しくはHPをご覧ください。

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稽古が始まりました！

空気の乾燥する時期に始まっちゃいました！

台本を声に出して読む「本読み稽古」というものが行われているのですが、さっそく、ノドがカピカピです！

お肌もカサカサです。鼻をかみすぎて、鼻の下はガビガビに赤くなってます。寒すぎて、台本をめくる手はキンキン。白湯、ハチミツ、生姜と、乾燥・防寒対策に余念がありません！

もはや、稽古そっちのけです！

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じょうだん、じょうだん。

稽古場は、とっても明るく笑顔が多いです。自己紹介をしたり、お互いの呼び名を決めたり、稽古前に、みんなでゲームをしたり。

一年が終わろうとしているのに、キナリは「出会い」を感じて、心がポカポカしております。

そして、なにより、ぜいたくな時間を過ごしていると思います。

なにが「ぜいたく」なのか。

それは「本読み稽古」にかける時間です！

今回は、ものすごーく時間をかけた「本読み稽古」をしているんです。ここまで時間をかけたことは、はじめて！　プレ稽古の時から本読みを始めているので、そりゃあ、もうタップリ読んでいます！

「こんなことが芝居に活きるのかいっ！？」と思うような地道な作業なのですが、キナリ的には、これが物凄く楽しいんです！　イメージでいうと「共通の好きなモノについて語り合う」みたいな感じかな？

本好きの人たちが、課題図書を決めて読書会を開くような。映画ファン同士で白熱する議論のような。マニアがお互いの知識を深め合うような。ファン同士で“推し”の良さを語り合うような……。

ハタから見たら「キミたちは、なにをそんなに盛り上がっとんのじゃ？」とツッコミを入れられてしまいそうですが、それくらい楽しい現場なんですよ。だから、やっぱり稽古の意識はありません！

稽古そっちのけ！

♢

でも、たのしみながらも、みんな本気なんです。

作品をよりよいモノにするために、持ち寄った資料を共有したり、体験談を語らったりしながら、読み進めているんです。まるで巨大な建造物を、みんなで慎重に解体していくような気持ちです。

しかも、この建造物。やっかいなことに、解体が進むほど「さらなるナゾ」が現れるんですよ！

「なんだ、この見たことない部品は！？」

「はじめて見ました！」

「でもこれ、たぶん、西洋のモノだぞ？」

「どうして、そう思うんですか？」

「昔読んだ論文に出てきたんだ……」

「え、それじゃあ、根本から調べ直さなきゃいけないってことですか？」

「……そうなるな。でも、みんなの知恵と努力を結集すれば、必ず活路は見出せるはずだ！」

「……やるしかないですね！」

「おう！」

みたいな。わかんないけど！

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今回、改めて勉強になっているのですが、人間一人で思考を深めていくには限界があるのかもしれません。みんなの意見や知識をお借りして、「大きな大きな脳みそ」を使って考えた方が、結果的に良いモノが出来上がるのではないかなぁ……、と！

とはいえ、今回の舞台は「むずかしい作品」ではないんです。むしろ、とってもシンプルで「分かりやすい」作品だと思います！

でも、シンプルな構造だからこそ、その「分かりやすさ」に惑わされないように、カンパニー一丸となって丁寧に読み解いているんです！

「なにかが隠されているんじゃないか？」という期待感や高揚感を胸に、みんなで旅に出ているような感覚です！

ぜいたくで、たのしい時間です！

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てなわけで。

稽古が始まり1週間が経ちました。

気付けば大晦日が迫ってきていますが、もしかしたら「兵卒タナカ」が終わるまでは、年が明けた実感はないのかもしれません！

俳優として、こんなにありがたいことはないです！

特に今年は、そんなことを考えていた気がします。

作品のおかげで、俳優は俳優になれるんですよね！

逆にいうと「向き合う作品がない限り、俳優は俳優にはなれない」のかもしれません。

年内の稽古は残り数日。

向き合う作品があること、俳優でいられることに感謝しながら、2023年を最後までたのしみたいと思います！

がんばります！

それでは、2023年、大変お世話になりました。

本当に本当に、ありがとうございました！

素敵な2024年になりますように！

では、また、来年！

平埜生成。

※次回の更新は1月9日(火)になります！

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「兵卒タナカ」HP

「陛下があやまるべきであります」 80年前にドイツの劇作家により書かれたある「タナカ」の物語。オフィスコットーネプロデュース「兵卒タナカ」作ゲオルク・カイザー／翻訳岩淵達治演出五戸真理枝（文学座）／企画綿貫凜 2024年2月3日（土）～14 日（水）＠吉祥寺シアター前売開始12月2日（土）10：00～「陛下があやまるべきであります」 80年前にドイツの劇作家により書かれたある「タナカ」の物語。オフィスコットーネプロデュース「兵卒タナカ」作ゲオルク・カイザー／翻訳岩淵達治演出五戸真理枝（文学座）／企画綿貫凜 2024年2月3日（土）～14 日（水）＠吉祥寺シアター前売開始12月2日（土）10：00～

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タナカvol.4