ごきげんよう！
火曜日がやってまいりました。
事務所のインスタグラムを更新いたしました！
1週間が早すぎます。
体感でいうと「朝の出発前の準備時間」くらいのスピードで1週間が過ぎていく感じです。
稽古もいよいよラストスパート！
鼻をフガフガ鳴らしながら、稽古に励んでおります！
今日も今日とて。
インスタに投稿した文章を、ブログの方にもアップしていきます！
レッツ、インスタグラム♪
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こんにちは、平埜生成です。
ヒラノキナリ、と読みます。
気軽に「きなり」って呼んでください！
舞台「兵卒タナカ」の稽古も、いよいよ終盤戦に差し掛かってまいりました。先日は「初の通し稽古」や、「衣装合わせ」があり、本番が迫ってきていることを実感しております。
特に今回の舞台は、「舞台美術（セット）」や「衣装」が作品の大きな魅力の一つになると思います！
タネアカシをしてしまいますが、今回の舞台では、「具体的なイメージ」を提示することをしないで、「抽象的な表現」がたくさん散りばめられているんです！
たとえば、設定が「家の中」だったとしても、具体的な「壁」や「ドア」を作ったりすることはありません。兵士だからといっても、象徴的な軍服を着るわけでもないんです。
あえて世界を抽象化することで、その場所が「寒村」に見えたり、「法廷」に見えたり、「祭場」に見えたりする。着てる衣装から想像が膨らみ、ストーリーが生まれたりもする。
そんな魅力の詰まった、見たことないような作品になると思います！
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2月3日～14日
オフィスコットーネプロデュース
「兵卒タナカ」
吉祥寺シアター
一般 6,000円
お得チケット 5,500円
U25. 3,500円
U18. 1,500円
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《抽象化された世界によって、想像力を刺激する》
言うのは簡単ですが、これ、演じる方は笑っちゃうくらい大変です！ なんたって、具体的に頼るモノがないんですからね！
自分たちの脳内をフル回転させて、「ないモノを見たり」「あるモノを見なかったり」するんです！
この作業は本当に大変で、言葉を選ばすに本音を言ってしまうと、「どうかしてるぜっ！」って感じです！ 自分で自分にツッコミながら稽古をしたり、他の人の演技を見ながら色々と妄想を広げています。
だから、ときどき一人で笑っちゃったりして、ヘンな目で見られることも……。
反省、反省。
でも、たのしいです！
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「想像力を刺激する」という言葉を聞いて、まず思い浮かべるのは「落語」です。
落語を見にいくと、落語家さんが一人で舞台に出てきます。ちょこんと座布団に正座し、挨拶をしたかと思うと、「おしゃべり」だけで満点の星空みたいな、とんでもなく大きな大きな世界を創り上げるんです。
顔を左右に振りながら、登場人物を演じ分け、正座しているはずなのに、小僧が駆け出す姿が見えてきたり、その場に満開の桜が咲いたりするんです。
いってしまえば、ただ「おしゃべり」をしているだけなのに、そこに江戸の風が吹き、気付けば自分までもが江戸の世界にタイムスリップしている。
腰抜かすくらいの極上の世界が、そこにはあります。
大尊敬も大尊敬。頭が下がりすぎて、前転してしまうくらいです。
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で、実際に落語家さんに聞いたことがあるのですが、そんな落語家さんたちは、話をする上で「すべて具体的なイメージが見えている状態で話をしている」らしいです。その話を聞いて、キナリは天を仰ぎました。
落語に出てくる話は「江戸時代」がメインです。本物を見たことがある人は誰もいないんです。でも、落語家さんたちには見えている！
膨大な資料や文献を漁り、語り継がれた話を聞き、ときには実際の場所にも足を運びながら時代にアクセスする。そうして想像力を膨らませてから、座布団に座っているそうです。だからこそ、語る世界が観客にも見えてくるんだとか……。
♢
さあ、プレッシャーがかかってまいりました！ いや、もはや自分で自分にプレッシャーをかけています。
本番まで10日ほどです！
吉祥寺シアターに、どんな世界が広がっているのか。
ぜひ、目撃して欲しいです！
がんばります！！！
というわけで。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
素敵な火曜日をお過ごしください！
じゃ、また来週！
平埜生成
ps. 写真は「劇中での自分のお気に入りポーズ」です。村上佳さんと澁谷凛音さんと一緒に。
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舞台「兵卒タナカ」HP
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