私も金環日食を観察できました | ひらまつ耳鼻咽喉科の公式ブログです。    

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 雲に隠れて見えないのではと何かと話題になっていました。今日は晴れ間が多く、東海地方でも金環日食が見られました。932年ぶりのことだそうです。

 私はいつもの通り朝6時ごろ、イヌの散歩にでかけました。空をみると太陽が妙に輝いていました。太陽をみつめるととてもまぶしく、これではやはり目を痛めるなと思うと、突然、色がついた下敷きを通し太陽をみていた子供のころを思い出されました。公園に行くと、イヌ友達に会いました。日食がもう始まっているよねと話しかけられました。まだ1時間もあるのにと思いながら家に帰えりテレビをつけると実際にもう始まっている地域の状況を中継していました。実際にどうしてもみたくて仕方がなくなりました。何も準備していなかったことを後悔しました。
 肉眼で太陽を見つめるとしばらく目がちらちらしてその後は確かに一時的にはみずらくなるし、また、報道ではみてはならないと言っている、これで目を痛めたらきっと笑い者になるなと思いながらもあきらめることはできません。色がついたビニール、布などいろいろ身近にあるものをためしましたが、すべて駄目。子供のころ太陽をみつめて、視野にしばらく色のかかった部分があっても目は悪くならなかった、こっそりと時間になったら一瞬でもこの目で見ようと決意しました。

 早めに仕事場にいきました。周囲をみるとファイル類があり色のついたビニール製品やプラチック類がありました。もう一度試しましたが、家で試したようにすべてうまく太陽を見ることができません。まあいいや、一瞬でもいいから直接見ようと決意を新たにしました。
 みる場所を決めて、何気なくみていたメモ用紙の下敷きに感光したレントゲンフイルムが使われているのに気がつきました。 これだ。。。。試してみると太陽がみえました。しばらくすると月の陰影が現れて、太陽が欠けてゆきリング状に見えました。意気揚々眺めていましたが、太陽はゆらめいて見えます。しくじった、やはり目を痛めてしまったのか、浅はかだったと思いました。しかしながら考えてみれば燃えていて遠くにある太陽なんだ、ゆらいで見えても当然なんだと、こう思うととても新鮮な気持ちになりました。

 全国浦々多くの方が日食メガネなどを通していろんな想いをいただきながらみているのだなと思うと自然のすごさを感じました。同時に準備がしていなくて見ることができなかった人を思いました。こんなに簡単に天体ショーを見られるのなら窓一杯に感光したフィルムをはり観察室を作って公開すればよかったと後悔しました。そう言えば観察室という話題はなかったので、何か致命的な欠陥があるのかな?