先日はHOC(平子お買い物クラブ)を実施。





このクラブはお互いに今必要だと思われる物を、『これが似合う、あれが似合う』とお薦めしながら楽しくお買い物をするクラブである。














二ヶ月前に行われた第1回目では、タイムマシーン3号・山本のお財布を買った。10店舗以上探し回り、今では山本どころか僕にも愛着のある財布になった。











その日買ったものを眺めながら酒を飲むのも、このクラブの楽しみの一つである。






















第2回となった今回は、宮下草薙の草薙も参加。










人見知りの怪物も、僕と山本にはこの笑顔だ。
























今回のメインターゲットは草薙の財布。













中学から使っているという財布。謎の毛が飛び出し、打ち上げられたクジラの死体にしか見えない。以前楽屋でもみんなから『流石に汚い』と非難を浴びており、今回白羽の矢が立った。




















僕と山本で似合いそうな財布をいくつか見立てるも、『うう〜』と低く唸るだけの草薙。

店員さんが色々と説明してくれている間も、ジャケットのボタンホールに指を入れ『あうう、、』と床を眺めている。









HOC(平子お買い物クラブ)はお薦め合いもするが、大切なのはやはり自主性だ。

僕と山本は心を鬼にし、数品のお薦め候補を託し、草薙を店員さんとしばらく二人きりにした。

















回った数12店舗、自主性に目覚めた草薙がようやく選んだお財布は、ベーシックで使いやすい形でありながら、内側が鮮やかなブルーの一品。


















そして楽しい嬉しい入れ替え作業。これが醍醐味だ。










小声で『うふふ、これはいい』と喜んでいる。良かった。


















一方の山本は、いい歳してリュックしか持っていない。その腑抜けた現状を気絶寸前まで詰ると、涙目でトートバッグを買うと決断した。



















似合っている。イギリスの何かの配達員の様でとてもいい。















『次はディズニーシーに行こう』





ハイボールで気分の良くなった僕達は、そう誓い合って帰路に着いた。第3回にして早くも『お買い物クラブ』の概念は破綻しそうだが、草薙が笑顔になるならそれでいい。























HOC(平子お買い物クラブ)は、ふざけ半分やウケ狙いで変なものを押し付け合う事は御法度。本当に似合う物を探し、お薦めし合う健全なクラブだ。僕らはいつでも新規会員を募集している。