YouTubeでのお手軽筋トレに限界を感じ始めた頃
私は別の動画にも手を伸ばすようになっていた。

 

ダイエット系YouTuber。
筋トレ解説をするパーソナルトレーナー。


内容は派手ではないが、どれも口を揃えて、同じことを言っている。

 

――筋トレには、原理原則がある。

 

・回数だけでは意味がない
・負荷が足りなければ、身体は変わらない
・成長には、刺激が必要だ

 

当たり前のようで、
当時の私にはまったく理解できていなかった話ばかりだった。

 

そこで私は、まず一つ、行動に出た。


ダンベルの購入である。

 

「これで重量を扱える」
「自重とは違う刺激が入る」

 

そう思い、自宅でのトレーニングにダンベルを取り入れた。

最初は、効果があった。


明確に、自重とは違う“効いている感覚”があった。

 

しかし、それも長くは続かなかった。

扱える重量は、すぐに頭打ちになる。
自宅で使えるダンベルには、物理的な限界がある。

床は傷つく。置き場所もない。


何より、これ以上重くすると、危険ですらあった。

その時、ふと、こんな考えが浮かんだ。

 

「ジムなら、もっと重い重量を扱えるんじゃないか?」

 

いや、正確には、
「ジムに行くしかないのでは?」だったと思う。

 

そして私は、ある決断をする。

 

エニタイムフィットネスへの入会。

 

24時間営業、全国どこでも使える。
――正直、便利さよりも、私にとって重要だったのは別の点だった。

それは、「月額料金を払う=逃げ場がなくなる」
という事実だ。

 

私の性格上、「いつでもやめられる」状況では、続かない。

だからこそ、自分から逃げ道を潰す必要があった。

 

今回は、それがジムへの入会だった。

 

やるか、無駄金にするか。


選択肢は、最初から一つしかなかった。