ジムへの入会を決めた私はそのことを、例の友人たちにも伝えた。
「本気でダイエットすることにした」
「ジムにも通う」
すると返ってきたのは、予想通りの反応だった。
「ジムに金払うくらいなら、酒とかタバコ買うわ」
冗談混じりではあったが、
その言葉には、はっきりとした価値観の違いが滲んでいた。
一瞬、言い返そうとして、やめた。
言葉で説明しても、たぶん伝わらない。
ならば――
結果で見せるしかない。
その瞬間、私の中で、静かに火が入った。
「目に物、見せてやるか」
声には出さなかった。
だが、心の中でははっきりと宣言していた。
「絶対に、差をつけてやる」
酒とタバコに金を使う人生。
ジムとトレーニングに金を使う人生。
どちらが正しいか、ではない。
ただ、どちらが積み上がるかの話だ。
こうして私は、
第1のスイッチ(危機感)に続き、
第2のスイッチ――覚悟を入れた。
もう、後戻りはしない。
