2月11日(日)にNHKスペシャで足立美

術館と桂離宮の庭園を放送していま

した。普段は裏方である庭師に主眼

を置いての内容でした。録画はしま

したが、観る時間もなく時が経過。

仲間の人からは『平川くん、先日録

画したの観た~?』と数回言われて

やっと本日観ました。


視聴中は釘付けでした。全てに感動。

足立美術館の庭園部の方が『取材を受

けたくない、裏方なので…』と言って

いたのが印象的。拝観料を払って観に

きた方々が庭園管理の庭師さんたちの

努力に感銘を受けていた映像も心に残

りました。私自身、自然と涙がこぼれ

てしまう寸前でした。(*T^T)

管理する側は『開館までには綺麗な状

態にしなくては…』という配慮や使命

感、そして職人魂。

庭を観る側も観ていただく側(庭師)も

それぞれ直接話してはいないのに庭

から感じるものがあるから感動。

一つ一つの作業をプロとして真面目

に向き合っている姿は同業だからこそ

感銘し、糧にもなります。

私は日本庭園というよりはマンション
の緑地管理という分野ではありますが
普段から植栽における配慮した作業を
行なうことを心がけています。また
それらを高く評価していただき感謝
いたす日々であります。

マンションによっては『落葉樹は葉が
散(紅葉)る前に剪定して…』、『(何を
基準か)前の住んでいたマンションは
そこまで手入れをしてなかった。だ
からそこまでしなくていい…』 その
他、大規模修繕工事で工事業者に植
栽をボロボロにされても何も言えな
い復旧も考えない管理組合など……
様々です。
感性だったり感受性、価値観だった
りは緑に関してはとても難しいもの
を感じます。
そういった経緯から近年は緑に興味や
関心のある物件ばかりをお客さまにさ
せていただいている傾向ではあります
。契約物件であっても期末で継続辞退
させていただくこともありました。価
値観の共有は植栽管理上、必須な方向
性かと思っています。信用だったり、
信頼関係は互いにとても大切ですし。

皆さまの大切な資産を維持する立場と
して、多くの方々のご期待に応える
のが私の責務と感じています。

ただ、私もあくまでも裏方です。