薄利多売 | 元焼肉店オーナーのブログ

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マクドナルドの「原価」を調べてみた。(中嶋よしふみ)-BLOGOS(ブロゴス)

マクドナルドの不振が収まりません。昼時はそこそこ賑わっているように見えますがその他の時間帯が悪いのでしょう。

上記リンクの内容だとマクドナルドの原価は90%くらいみたいです。¥500のセットを注文するとざっくり¥450が原価ということです。ポテトの原価はわからないですがドリンクの原価を考えるとハンバーガーは原価割れしている計算になってしまうような気がしますが全体でそうなるのは何か儲からない商品があるってことでしょう。

一般的に原価率が高い方が良心的なビジネスとされます。そういう意味では他では真似出来ない良心的なビジネスを展開していると言えますね。

例えばコンビニでパンやコーヒーを¥500分買って原価が¥450ってことは絶対にありません。牛丼食べてももう少し原価率は低いはずです。

私はコンサルタントではないのでマクドナルドの原価率なんて知らなかったのでもっと原価は安いって思っていました。でも正直な話をすると原価が高過ぎでびっくりしています。まさに薄利多売です。

おそらくハンバーガー類の販売比率を下げれば原価率は下がるはずですが、マクドナルドに来た客が全員コーラしか頼まずにいまの売り上げを叩き出すってことが目標になってしまいます。そうしたらファミレスのドリンクバーのがいいですよね。


経験上で飲食店の原価を下げることが難しいことはわかります。気を抜くとすぐにコストは膨らみます。端材の扱いやラップの使い方ひとつとっても無駄を徹底してなくすか食材を安くするしかありません。それまでよりも安くて味が下がらない食材ってなかなかありません。

マクドナルドがこの先も同じようなサービスを提供してくれる保証はないってことです。そんなに頻繁に使うわけではないですがちょっとさびしい気持ちになりますね。