マクドナルドの時給1500円で日本は滅ぶ? すでに30年実施のオーストラリアは滅んでませんが?(国家公務員一般労働組合)-BLOGOS(ブロゴス)
時給は最低賃金と業務内容で決まります。時給が他よりも高いところは収益性の高い業務をしているか人の嫌がる仕事かどちらです。前者は積極的に高い時給で優秀な人を採用して後者は求職者が集まらないからしょうがなく高い時給を設定します。
ファーストフードやコンビニなど通年でアルバイトを募集しているところはマニュアルがしっかりしていてスキルの差があっても何とかなる仕組みとアルバイトの不正が早期に発見出来る仕組みになっています。これは何を意味するかと言うと働いてくれれば誰でもいいということに等しいです。
誰でもいい入口の仕事は最低賃金からスタートです。時給が低いと思うなら自己責任で納得のいく時給の仕事を探すだけです。最低賃金を払えば雇用する側は法律をクリアーしています。
では最低賃金を引き上げればいいのか?
雇用する側は利益がないと給料は払えません。一般的には給料の3倍以上の利益を上げる必要があるといわれていますがなかなか難しいので2倍として考えると時給¥1500なら1時間働くことで¥3000の利益を出す必要があります。アイドルタイムを無視して1日8時間で¥24000の仕事をする必要があります。
もちろんかなり乱暴な計算です。でも1個¥100の利益のものを8時間で240個✖️人数分売るって不可能です。
暇で楽な仕事でも金髪の高校生でも遍く適応される最低賃金を働き盛りの30代や40代と同じ土俵で考えるのはやっぱり無理です。「収益性の低い仕事がいけない」とか言われるのは大きなお世話だと思います。
外国の最低賃金を持ってきて日本で出来るって理屈を展開するのは無茶過ぎです。