自宅をどうするかを決める時、持ち家の場合ですと、判断材料になってくるのが、「どのくらいの価格になるのか」ということでしょう。
持ち家では、自宅の価値を知るには、土地と建物の夫々の価格がいくらになるかで、それらを合算して求めます。
不動産の価格には、主に「売買価格」、「固定資産税評価額」、「相続税評価額」の3種類があります。
建物の評価額は、「固定資産税評価額」を見ることになります。ただし、相続時には、建物の評価額はかなり低くなっていることもあります。それも考慮しておきましょう。
土地の評価額は、「相続税評価額」で見ます。
これは、「路線価」という指標を使って算出します。
よく紹介されているのが、国税庁のホームページで、自宅の路線価を探して計算する方法です。
これは、土地が1本の道路にのみに面している場合などに限られます。
もし間違った形で算出して、そのまま相続準備を続けてしまいますと、後々モメてしまうことになりかねません。
正確な評価額を出すには、専門家の不動産鑑定士に依頼するのが良いでしょう。
また、土地に関しては、「売買価格」を参考にしてみるという手もあるようです。
通常は、売買価格は、相続税評価額よりも、高めになることが多いようです。
平 成 30 年 4 月 23 日
行政書士 平 野 達 夫