創業者の確認を受ければ、資本金1円からで会社設立できる法律(会社法)が施行され、一般の街の庶民方々にも学生さんにも、起業のチャンスが生まれました。


 しかし、いざ始めようとすると、その手続は、ときには悪戦苦闘の連続となってしまうかもしれませんね。


 「本屋さんで専門書を買って、インターネットで調べたら何とかなる」くらいの気持ちで、気軽に一人で手続を始める方もいらっしゃいましょう。


 専門書やWebサイトを一通り読んでも、いざ始めようとすると、「何からやるんだっけ?」、「次はどうするの?」と、素朴な疑問が連続してまいります。


 それは、専門書やWebサイトなどに紹介されている数々の中で、一体どれが自分に必要なのかわからないということです。


 何とか必要と思われる書類を作成しても、それを、どこへ持っていけばいいのかもわからないといったこともあります。


 たとえば皆さん、「法務局」と、「公証人」の区別つきますか。

いやぁ、ごめんなさい! あなただったら、「そんなこと百も承知」と言われるかも知れませんが?


 そして、専門家じゃないから感じること、素人ならではの疑問も多々ありましょう。


 平成18年5月に、新会社法が施行されて、誰でもが資本金1円からで、株式会社を設立できるようになりました。


 これを機会に、皆様と一緒に、「優しい会社設立」について、何回かに分けて勉強してまいりたいと思います。


     行政書士  平 野 達 夫

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