路線バスの運転手さんや駅の職員さんなども、認知症の方と接する機会も多いことでしょう。
特にバスの利用者には、高齢者が多いと思います。
たとえば、認知症と思われる人がどこに行こうとしていたのか分からなくなって、困っている様子を目にすることがあります。
終点になっても降りようともしません。
このような場合、バスの運転手さんが事務所に案内して、事務所の職員が対応してさしあげます。
迷っている方の自宅や警察署などに連絡入れてあげられるくらいのマニュアルなども作っておくことも必要といえましょう。
市営バスの運転手さんは、終点についても、降りようともせず、呆然としている高齢者に気付きます。
座席まで行き、「どちらまで行かれるのですか」と、声をかけます。
その高齢者の方は、とっくの昔に廃線になった路線の停留所名をつぶやいています。
そこで、親切に対応するバスの運転手さんは、事務所の職員に引き継ぎます。
持ち物にあった連絡先から、その家族の方とも連絡がとれて、事なきをえます。
行政書士 平 野 達 夫
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