怒ったり、イライラしても、何もメリットはないと思い始めます。

この時期は、何事にも、「割り切る」ときともいえます。


 症状が変わらなく同じでも、介護者にとっては、問題がより軽くなる時期でもあります。


 さまざまな情報や種々の経験によって、次第に「認知症の介護」に精通してまいります。


 医療・福祉や地域社会からの適切な援助・協力を得ることで、在宅介護でも十分やっていけるのではないかと思えてきます。


 このように、自分の気持ちに少なからず変化し始めるのも、この段階の特徴ともいえます。

認知症の症状が同じでも、問題は、はるかに軽くなってまいります。


 ただし逆に、今まで以上に認知症が進行し、新たな症状が現われることもあり得ます。


 ここで再び混乱してしまうと、前のステップに逆戻りしかねません。

この時期は、落ち着いた対応が必要でしょう。


      行政書士  平 野 達 夫

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