認知症にかかわる人の心構えとは、どのようなものでしょうか。

「認知症の問題は、介護問題だ」と考えるのは、やめにしましょう。


 だれでも、自分や家族が認知症になる可能性があります。

先ずは、認知症という病気のことを理解したうえで、自分だったらどう生き抜くかということを考えなければなりません。


 認知症の人の支援は、とても難しいといえます。

健康な人の心情がさまざまであると同じように、認知症の人の心情もさまざまです。


 「認知症の人」がいるのではなく、たとえば、「私の友達のAさんが認知症という病気になった」だけです。


 友人としてすべきことは、認知症の障害を補いながら、今までどおり、友人のAさんと付き合い続けることです。


 たまたま駅で、まごまごしていたBさんは、認知症のために自動改札が通れないらしい。

だったら、ちょっと手助けをして、改札を通る手伝いをすればいい。


 そうです。さりげなく、自然に、それが、一番の援助というものではないでしょうか。


      行政書士  平 野 達 夫

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