認知症の方は、こころのバリアフリーを待っています。

足の不自由な人は、杖や車いすなどの道具を使って、自分の力で動こうとします。


 駅には、エレベーターなど、バリアフリー化がどんどん進んでいます。

大変、乗り易くなってきています。

また、どうしても手助けがいるときには、援助を頼むこともできます。


 しかし一方、認知症の人は、自分の障害を補う「杖」の使い方を覚えることができません。


 「杖」のつもりでメモを書いても、うまく思い出せず、なんのことか分からなくなってしまいます。


 認知症の人への援助には、それらの障害を理解し、さりげなく援助できる「人間の杖」を、必要としています。


 交通機関や店など、街のあらゆるところに、時には温かく見守り、適切な援助をしてくれる人がいれば、思うままに外出もできるでしょう。


 自分でやれることも、ずいぶんと増えてくるのではないでしょうか。

このように、こころのバリアフリーの社会をつくることが、認知症の方々へのサポーターの役割ともなってまいりましょう。


      行政書士  平 野 達 夫 

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