脳は、私たちのほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔といえます。
それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動も、全くスムーズに運ばなくなります。
「認知症」とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために、さまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態を指します。
「認知症」を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく、「変性疾患」と呼ばれるものです。
アルツハイマー病などが、この疾患にあたります。
続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなる疾患状態です。
その結果、その部分の神経細胞が死んでしまったりして、神経のもつネットワークが壊れてしまう「脳血管性認知症」といわれるものです。
行政書士 平 野 達 夫
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