Q 預貯金の預け方、管理の仕方で注意すべきことは何でしょうか。
A 安全確実な種類の預貯金を選びます。
預貯金の名義は、被保佐人か、又は「被保佐人○○○○保佐人××××」という名義にします。
被保佐人の財産管理は、安全確実であることが基本です。
元本保証のないもの、株式購入、投資信託など投機的な運用は絶対に避けるべきです。
また、現金は、盗難や紛失のおそれがあります。
多額の現金を保有することは避け、必ず預貯金で保管するようにします。
定期的な収入・支出については、なるべく一つの口座で入金や自動引落しがされるようにしておくと、収支が一通の通帳で把握でき便利です。
預貯金の口座が多数にわたっていたり、預け替えが頻繁ですと、どうしても過誤が生じます。
また前述のように、預貯金の名義は、保佐人個人や第三者の名義にしてはなりません。
被保佐人名義とするか、保佐人が管理する被保佐人の預貯金であることを明確にするために、
「被保佐人○○○○保佐人××××」とします。
このような名義で口座を開設するには、金融機関から、以下の書類を求められることがあります。
・ 各金融機関で用意している届出書
・ 「成年後見に係る登記事項証明書」
その他各金融機関所定の書類などあります。
行政書士 平 野 達 夫
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