先日参加したセミナー研修の中で、私が感銘を受けた言葉の一節を述べさせて頂きます。
それは、「担雪埋井(たんせつまいせい)」の経営です。
今回のセミナーは、「さあ!経営を立て直しましょう!」をテーマに、中小企業の社長さんや個人商店の経営者の方々を対象に、税理士事務所の先生方が開かれたものです。
中国・唐の時代の言葉に、「担雪埋井」があります。
これは文字通り、「雪を担いで、井戸を埋める」という意味です。
すなわち、その意味するところは、「井戸にいくら雪を投げ入れても、その雪は、井戸水の中で瞬時にして融けてしまう。決して、雪で井戸を埋めることは出来ない」ということです。
つまり、いくら努力しても、成果の現われないたとえを言います。
その後、この「担雪埋井」の言葉は、中国から我が国に伝えられました。
そして時代を経るにつれ、多くの学者や高僧らによって、反対の意味に使われるようになりました。
それは、次のようなものです。
「たとえ無理なことだと分かっていても、それを無心でやり遂げる行為そのものが尊く、そのうちに、大きな、大きな成果につながるのだ」という解釈になりました。
企業経営も、今のこの時代、一筋縄でいくものではありません。
こつこつと、地道に継続して取り組んだ先には、「成功!」「発展!」が待っています。
そんな企業や商店の方々の仲間として、時には応援団として、惜しみなく支援を尽くすというものでした。
日本、がんばれ!! あなたも、皆も、がんばれ!!
行政書士 平 野 達 夫
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