Q 私は、日本人男性です。

オーストラリアに留学中、現地のオーストラリア人女性と知り合い、交際しておりました。


その後、私は帰国し、日本の企業に就職しました。

ところで、喜んで下さい。

国は遠く離れていますが、遠距離恋愛が実って、この度晴れて結婚することになりました。


今夢、いっぱいです。

ここに問題です。


 オーストラリア人の女性との結婚は、どのような手続で行えばいいかです。

また、結婚後は日本で一緒に生活したいと思っております。


 彼女の日本への招へい手続きは、どうすればいいのでしょうか。

一日も早く、日本へ彼女を呼び寄せ、幸せを噛みしめたいのです。

分かっていただけますね。



A 先ずは、結婚手続ですが、結婚できる年齢など結婚の条件は、世界各国いろいろで、異なります。その結婚の条件は、基本的には、「日本人は、日本の法律」、「オーストラリア人は、オーストラリアの法律」に従います。


 また、結婚の手続の方は、「結婚を挙行する場所の法律」に従います。

例えば、「中国で行えば、中国の法律」、「アメリカで行えば、アメリカの法律」「日本で行えば、日本の法律」ということです。


このように、外国人との国際結婚は、それぞれの国の法律が関係してまいります。

よくよく調べ、慎重に手続を進める必要があるわけです。


 更に、結婚する相手の方の招へい手続きです。

先ずは、彼女の日本での「在留資格認定証明書」の交付申請です。


あなたは、この交付申請を、あなたの住所を管轄する地方入国管理局に行うことになります。


彼女は、日本人であるあなたと結婚したわけですから、申請する認定証明書の在留資格は、「日本人の配偶者等」となります。


 この「在留資格認定証明書」が交付された場合、その原本をオーストラリアの彼女に送ります。


彼女は、この時点では、正しくあなたの奥様ですね。

あなたの奥様は、現地のオーストラリアの日本の大使館・領事館に、あなたから送られてきた「在留資格認定証明書」を提示して、「ビザ」の申請を行います。


 その後、奥様の「ビザ」が発給されると、ようやくこれで、奥様が晴れて来日できることになります。

いやぁ、これはこれは、大変ですね。


うまくやらないと、来日まで時間がかかりそうです。

皆様も、既にお分かりのように、在留資格とビザは違います。

在留資格は法務省、ビザは、外務省の管轄なんですね。


      行政書士  平 野 達 夫

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