遺産争いは、「百害あって一利なし」ということが言えます。
争いというものは、誰かがそれに勝っていい思いをしたとしても、その一方で負けて悔しい思いをする人が必ずいます。
スポーツのように、何かを競うことが前提であれば、勝つ人、負ける人が出てきます。
もちろん何も問題はありませんが、こと相続に及んでは、そうはまいりませんね。
遺産争いをすることによって、相続人同士の人間関係にヒビが入り、場合にはよっては、修復不可能というところまでいってしまう危険性もあります。
これは、大変なことです。
何としても、避けたいところです。
遺産争いには、人間関係を破壊しかねないという大きなリスクのほかに、次の弊害があることも考えておきましょう。
① 時間を浪費します。
② 精神的に、また肉体的にも大変な消耗をきたします。
③ 時には、余計なお金がかかってまいります。
④ 相続税の申告が必要な場合に、期限までに間に合わないリスクを抱えてしまうことがあります。
もしそれが間に合わないと、余計な税金を納めなければならないことも生じます。
行政書士 平 野 達 夫
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