" 月の砂漠  "

              

   月の砂漠を   はるばると

   旅のらくだが  行きました

   金と銀との    くら置いて

   二つならんで  行きました


   金のくらには  銀のかめ

   銀のくらには  金のかめ

   二つのかめは  それぞれに

   ひもで結んで  ありました


   先のくらには  王子さま

   あとのくらには お姫さま

   乗った二人は  おそろいの

   白い上着を   着てました


   ・・・・・・・・・  ・・・・・・・・

   ・・・・・・・・・  ・・・・・・・・



 昨日13日夜、テレビ「懐かしの昭和メロディー」で倍賞千恵子さんが歌う、「月の砂漠」を聞きました。歌詞の一つ一つに情感が漂い、ほのぼのと耳に伝わってきます。

倍賞さんの優しい柔らかい声が、たまらなく、私の胸に染み透ってきます。

もう、ジッとしていても、私の目に泪がこもってきそうです。


大正12年の作で、小学校の頃、音楽の時間に楽譜を見て、大きな声を出してよく歌ったのを憶えています。

その綺麗な柔らかな旋律は、今でも忘れられませんね。

「月の砂漠を はるばると ・・・・・ ・・・・・ ♪♪」と、歌詞が自然に出てきてしまうんです。


天山山脈を遠く見ながら、タクラマカン砂漠を行くラクダの隊商の群れ・・・・。

また一つ、二つと遥かに消えゆく広大なシルクロードの絵巻です。


過日、平山郁夫さんの「シルクロードを行く隊商の群れ」の中でも紹介させていただきましたが、この曲からも、その叙情を思い浮かべることができます。


王子様とお姫さまの二人は、ひろい砂漠をどこへ行くのでしょうか。

幸せを求めて、とぼとぼと 砂漠を越えて行くのでしょうか。


 

 ♪♪ ひろい砂漠を  ひとすじに

     二人はどこへ  いくのでしょう

     おぼろにけぶる 月の夜を

     ・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・

     ・・・・・・・・・・   ・・・・・・・♪♪



    行政書士  平 野 達 夫