最寄の地下鉄駅で下車し、程なくして「聖路加看護大学」の構内に入ります。

いつもながら構内の緑の樹木と芝がとてもきれいで、私のお気に入りの場所の一つなんです。

 私は、病院の診察日の行き帰りには、目の癒しを求めて、必ずといって構内を通り抜けます。

 4月目前の今日は、朝から快晴の爽やかな天候で、構内にある桜も七部咲きというところでしょうか。

他の木々に囲まれた中で、ちょっぴり遠慮がちに一部蕾を残して開花し、そのしなやかな花びらの容姿を見せます。

 10年前、私は職場で倒れ、この「聖路加国際病院」に救急搬送されました。

私は、「急性解離解離性大動脈瘤」で生死をさ迷い、正に奇跡とも言えるカンバックでした。

生還出来たその喜びは、言葉では言い表せないものがあります。

医師や看護師の方々には、今でも感謝の気持でいっぱいです。

 退院の時、主治医から「1年目、3年目が大事でしょう。」

「それをくぐりぬければ、10年は元気な生活が保障できますよ。」と告げられたのを覚えています。

 毎年桜の咲く時期を迎えると、「今年も何とか生きながえられた。来年はどうかな。桜が見られるかな・・・・。」と思ったりしたものです。

 今私は、あれから10回目の聖路加の " 桜 " を見ています。

胸に熱く伝わりくるものを感じます。 ありがとうございます。

 4月2日は、検査の予約が入っています。

きっと、満開でしょう。

雨や風など吹いて、散って欲しくありませんね。

 その時また、大学構内を通り抜けるのが楽しみです・・・・・・・・。