組織論を語る時に、「和」という方向性は必ず意識しておいた方が良い。

目的に向かって突っ走っているといつしか、和む(なごむ)であったり、和か(やわらか)であったりという方向がなくなっていく時がある。

 

これがなくなると組織というのは長く続かない。

だんだんと眉間にしわがより、目的に向かうことを自分たちの在り方によって困難なものにしてしまう。

 

風呂敷の様にどんな思想も受け入れ、和らげながら進んでいく。例え困難や課題が訪れたとしても、それをチームとしてどのように捉えて関わっていくのか。その中心の概念はやはり「和」なのだと思う。

 

これが抜けてしまったらその空間は苦痛に満ちる。そしてアイディアはゆるんだところにやってくる。

 

筋肉と一緒で、使う時にしっかり使え、休むときにちゃんとゆるむ身体になっているかどうかがパフォーマンスを高めるコツなのだ。

 

だからどちらかだけでなく、両方の要素が必要なのだけど、ついつい私たちは固くなりすぎてしまうし、その反動でゆるむ方向ばかりをみつめてしまうけれど、やっぱり両方あるし、火と水の様に相反するものを共存させることが大事なのだ。

 

想いは熱いが、頭はクールというようにね。相反するものが出会うとゾーンに入れたりするからね。

その時その時で良い塩梅をみつけていくことが求められる。

 

相反するものの共存は矛盾を生むけれど、矛盾は神が作った遊び心だから、受け入れて矛盾を楽しみながら進みましょう。

では今日も元気で。