このシリーズも三回目を迎えました。

 

前回に「今のこの自分で勝負しようと思えた時にエネルギーは戻ってくる」と書きました。そして戻ってきたエネルギーをそのまま行動に使えればそれは素晴らしいことですが、実際の所は何かしら不安を感じるのではないでしょうか。

 

この「不安」というのはものすごく大事な要素なんです。だから自分が感じた気持ちに蓋をしたり、無視して無理やり行動を起こそうとしないことが大切です。

 

ではなぜ行動しようと思った時に不安を感じるのか、そこをしっかり見ると理由が分かってきます。いくつか行動できないパターンを書いておきましょう。

 

・未来に幸せな自分像がありありと描けないから動けないケース。

・幸せ像は描けるけどそこにたどり着くまでのステップや方法が分からないケース。

・特定の状況やそのことを考えることで理由なく不安が発動して動けないケース。

・行動しないことで潜在的にメリットを感じているケース。

・過去のトラウマが原因で行動できないケース。

 

とパターンは様々ですが、不安があるということはそこでエネルギーをとられているので動けない訳ですからしっかり対処することで行動に結びつきます。

 

例えば「幸せな未来を描けないケース」では自身の価値観を見つけることからアプローチしていくと、その価値観を大切にするためには自分の周りの環境はどんな風になっていたら良いかが分かってきます。

 

また、「そこにたどり着くまでのステップや方法が分からないケース」では、成功パターンと失敗パターンを洗い出してみることで見えてくるものがあります。

 

「行動しないことで潜在的なメリットを感じているケース」ならば、そのことでどんな感情や気持ちを得たいのか自身に問うてみるとその答えが浮かび上がってきたりします。得たい感情が分かれば違ったやり方でその感情を満たせる方法はないか検討できたりするのです。

 

文字で説明できることにも限界があるのでざっとしか書きませんが、自分がなぜ行動できないのかが分かると対処もできるようになります。※個人でできる技法としては「ジャーナリング」というのがおススメですね

 

ここで重要なことを書きます。すべてのパターンに共通することですが、エネルギーを戻す時に大切なのは「感覚を使う」ということです。

 

もっと分かりやすく書きましょう。

「気分が良い自分」、「ノリノリな自分」、「うまくいった時の自分」、「ワクワクしている自分」それを探しに行くんですね。

 

過去にそんな経験があればその時の自分を連れてくる。

未来にそんな自分がいるならリアルに思い描いて会いに行く。

憧れのあの人のことを考えるとワクワクするならその人になりきってエネルギーの使い方をトレースする。

 

そうやって、良い状態の自分になるんですよ。

やり方が先じゃなくて、「良いエネルギー状態の自分を作る」ことが先ですからね。

ここがめっちゃ重要なんですよ。

 

整った自分を先に作るとやり方が見えてくるんですよ。エネルギーが満ちれば症状はでなくなるし、リソース(資源)が使えるようになるんです。

 

このシリーズで一番伝えたいのはここなんですね。

で、良いエネルギー状態にするときに必要なことが「臨場感」なんですよ。

リアルに再現するってことです。

 

頭だけ、思考のみで再現するのではなくて、原始的な脳である偏桃体を使いたい訳です。だから体動かして、リアルに、ありありと状況を再現して強いイメージを作りたい訳ですよ。体にまで影響があるぐらいやりたいんですよ。ただワクワクするんじゃなくて、ワクワクしすぎて鼻血を出すぐらいまで持っていきたい訳ですね。

 

爬虫類脳自体が妖精脳と呼ばれ暗黙知とも言える人類の全情報をそこに蓄えているとも言われていますからね。やはり全部そこに在るですね。

 

なんとなく伝わっていれば嬉しいですね。

今回はエネルギーのロスをなくして行動まで繋げていくことについて書きました。ソースから離れたように感じるかもしれませんが寄り道も大事ですからね。

 

ということで今回はここまで。

次回もお楽しみに。