春が来る事さえイヤだった。
こんなに悲しいのだから
ずっと冬でもいいと思ってた。

けれど、冬の寒さに凍え
もう咲かないと思っていた木々もまた
春に新しい蕾をつけるように
人の心もきっとそうであると願う。

東日本大震災から13年。
大切な人を亡くした悲しみに寄り添って生きようと
もがいていたあの頃から、想いは何も変わらない。

まずは寄り添うことを目標に
2015年に立ち上げた「平原綾香 Jupiter 基金」は
今回で8回目を迎える。

震災を忘れないということは
感謝して生きることだと思った。

これからも
ずっとずっと、ここにいます。