デビューから今まで
健康に歌ってこれたのは母のおかげだ。
生まれた時から、オーガニックに
こだわった食材で料理してくれたり
デビューしてからも
現場で食べられるお弁当を作ってくれたり
スタッフ分のおにぎりを作ってくれたり。
母がいると、とにかく現場が明るくなる。
正しい道へ導いてくれる人なので
悩んだ時は母に必ず道を聞いている。
とても真面目な人だが、お笑いママでもある。
たぶん、１冊、本がかけるくらいだ。
とにかく、母が現場に来ると笑いが絶えない。
昔、郷ひろみさんと
デュエットさせていただいた際に母を紹介した。
何を言ったか忘れたが
母が面白いことを言ったらしく
郷さんが大笑いしていたことを思い出す。
今もそれは現役で
たくさん面白いことを言ってくれるので
現場では最近 “笑神”と呼ばれるようになった。
つらくて、つらくて、大変だったときがあり
どうしたら乗り越えられるかを
母に相談したことがあった。
母はそのときこう答えた。
「辛い時ほど、人のために生きてごらん」と。
それからいっきに人生が変わり
良いことが起こり始めたあの感覚を
今でも忘れない。
もともと引っ込み思案だった私が
デビューしてから
テレビやラジオ、取材などで人と話す機会が
多くなったとき
変なことを言ったらどうしようとか、自分の言葉で
誰かを傷つけてしまったらどうしよう、など
悩んでいた時に
「歌うように話してごらん。
そうすれば辛辣な言葉もでないでしょ？」
と言われ、それから
話せるようになったこともあった。
母は、ずっと人のために生きてきた人なので
ちょっとは自分の楽しみに没頭して
好きなことをたくさんして欲しいなと思っている。
パパの分まで長生きして
これからもずっとそばにいてください。
ママ、いつもありがとう。
2023 5.14 ママの日
