私は、自宅付近の二級河川の水位が堤防上辺にかつてない程度で迫っている(堤防内の上の方の植物が生えているところまで被ってきている)ことを現認し溢水のおそれがあると考え、避難所として開放された地域の施設に自主的に避難していました。その後翌3日午前5時過ぎに退去、帰宅しました。
自宅付近で向かうべきとされている(と思う)避難所は小学校ですが今回は地区の施設にしました。小学校を回避したのは河川(私が現認した川とは違う大きな川)から近い所にあることと、人口が集中する地域にあるので避難者が多く集まると難儀だと考えたことによります。
地区の施設は河川から離れた微髙地上にあります。付近の人口の集中度合いは小学校とあまり変わりませんが、小学校付近とは違い水害が起こりにくそうな地域にある(後から見た水害ハザードマップでもそうなっていた)ので、水害の危険がある場合はそこと決めていました。なお地区の施設は市内でも被害の出た昨年の大雨災害の時には避難所としての開設はしなかったとのこと。
2日は豪雨予報のため昼に早期退勤命令が出、16時頃帰宅。一息ならぬ二息ついた後ちょっと外出。その後川の水位を見に行って(これは場合によって危険な行為)夕食後に避難所に向かいました。
念のため的な避難で余裕があったので、予め地区の施設に受け入れ可能かを確認し、OKの返事を貰ってから移動を開始しました。この辺はあまりしない方がいいのでしょう。大都市周辺ではしない方がいいとはっきりそう思うのだけれども、私の居住地域だともう少し許容範囲が広いと思っています。
避難所までの道のりは1.5km。荷物2つに傘、自転車を押しての移動。土砂降り一歩手前くらいの降りだったのでまあぼちぼち濡れました。長靴を履いていたので足は保護されていましたが。
避難所入りは20:20。到着すると避難人名簿的なものに記入しました。その名簿に既にあったのは4人だったと思います。同じ地域の人もいました。退去時には私と、その後来たらしいもう1人とで6人だったようです。
案内されたのは体育館的なところ。到着時には私一人でした。後から確認したらここは集会室で、確かに低いステージもありました。というかあれは学校の教壇だな。その一角をついたてと卓球台で区切り個人のスペースにし、アウトドア用の折り畳みベッドを置きます。係員の方と完成させましたが、なかなか力がいる作業で(汗)。なお、到着時には4名で受け入れ準備をされていました。おそらく地域の人ではなく全員が職員。
受け入れ準備が終わると私一人に。無音です。雨の音が聞こえないのは建物内の配置によるのか、それなりの防音対策がされているのか、あるいは雨が止んでしまったのか。
退去は午前5時ちょっとでした。市の河川水位観測システムで自宅付近の二級河川についても(上流側だけど)確認できることがわかり、それで水位が下がっていることがわかって、またその後の降水は普通の程度であることが予報されていたので、大丈夫だろうということで戻ることにしました。この時には防災服を来た2名がいました。地区の施設の方ではなく避難所として開設されたので派遣された方達なのでしょうかね。自宅近くでその河川の水位を見ましたが、確かにその場所でも普通レベルに下がっていました。
まー、私にとっては初避難所でした。他の避難者との接触がなかったので深い経験とはならなかった…というのがとりあえずの感想です。しかし、実際の避難に至るまでの考え方にはそれ程間違いはないとの感じは掴んだ気がします。よりシビアな災害の時にも(同じ行動をするということではなく)同じようによく考えて行動しようと思います。