ランドールM11アラスカンスキナーと同クラスの名品といえば、
オールドガーバーのM475やM525ではないでしょうか。
上はM525で、ブレードの長さが5.25インチという意味です。
横から見ると大して変わらないボリュームに感じますが、
無骨で極厚のランドールに対し、
ガーバーは実にスッキリと薄いんですよ。
ガーバーはもともと包丁とかカトラリーのメーカーでしたから、
ハンティングナイフも上品で洗練されていて、
そこがいちばんの魅力なんですよね〜。
いっぽうのランドールは野暮ったさこそが信条。
荒々しい鍛造跡が残るブレードを見ていると、
「粗にして野だが卑ではない」
という言葉が浮かんでくるじゃありませんか。
ガーバーのブレードはハイス鋼。
ランドールと同じ炭素鋼ですが、
クロームメッキが施されているのでサビにくいのです。
こういう細やかな気配りがガーバーらしいですよね〜。
ランドールのヒルト基部はガッツリ銀ロウ付けですが、
ガーバーは目立たないように薄めのハンダですね。
ランドールの重量はズッシリ227グラム。
ガーバーは189グラムとまあ軽いです。
うわ!おもっ!
砥石まで付いてるもんだから、
シースに入れたら390グラムもありますよ。
ガーバーのこのシースはカスタムあつらえなんで重いです。
純正品はもっと軽いはず。
いやいやいやいや、重さなんか計ってる場合じゃないな。
とにかくランドールを猟場に持ち出して獲物を解体せねば!
猟期終了までに間に合うか〜?