ボクがバイトしてる射撃場に

来たお客さんのウェザビーライフル。

 

 

ウェザビーには日本製やドイツ製もあるんですが、

やっぱりMADE IN U.S.A.の刻印が入ってると

キリッと締まりますよね〜!

 

 

これは308なんでロッキングラグが6個(それでも多いけど)ですが、

これがマグナム系のアクションになると9個(!)もあるんですよ!

 

 

80年代頃まで

最強ハンティングライフルの名を欲しいままにしていた、

ウェザビーならではの個性が

ビンビンに伝わってくる部分ですね〜!

 

そんなウェザビーライフルをお使いのお客さんから

銃のトラブル発生との連絡があり駆けつけてみると...。

 

 

 

ななんと、ベディングスクリューが折れてました〜!

 

折れた先っぽは機関部の中に残ったままとゆー最悪の状況。

 

このままでは危険なので、

射撃は中止していただきました。

 

見れば、ストックにもかなり大きな亀裂が入っていますし、

おそらくベディングスクリューが緩んでいることに

気付かないままずっと撃ち続けていたんだと思います。

 

ココが緩んでいると、

撃つたびにベディングスクリューが

トリガーハウジングに激突するような格好となるため、

曲がったり、ついにはこのように折れてしまうのです。

 

こんなぶっといネジ、

ちょっと緩んだ時点で普通は気付くと思うんですが、

いや、だって機関部カタカタいってるはずなんで。

 

まあでも、射撃場で働いていると、

本当にこういったお客さんが後を断ちません。

いろいろとアレなんで具体的には書けませんが、

目や耳を疑うようなトラブルがけっこう頻繁にあります。

 

そもそも教習射撃や技能講習の際、

 

「機関部にガタはないか」

 

って確認作業を必ずやってるハズなんですが、

みんなそういう基本をバカにしてほとんどの人が何も考えてないんで

こういうことが起きるんですよねえ。

 

後ろのベディングスクリューは

かろうじて大丈夫だったんでことなきを得ましたが、

これがもし、2本いっぺんに折れてたら

撃った瞬間に機関部が後ろに吹っ飛んで顔面に激突、

目や頬骨に致命的な傷害をあたえていたかもしれません。

 

射撃場で働いていると、

銃にも自動車のような教習所があればいいのに。

なんでないんだろう、

あー免許制じゃなくて許可制だからか。

 

などと、ひとり暗澹たるキモチになることも少なくありません。

 

射撃場スタッフとゆー仕事も

これでなかなかタイヘンなのですよ〜!

 

ははは。