先日、ヤフオクで格安ゲットした

LSのプラモデルガン6梃。

 

 

40年くらい昔のプラモデルで、

ボクは小学生の頃、

やっと買えて喜び勇んで作るんだけども

たいていうまく出来なくて結局は悲しみに暮れる、

といった思い出のあるモノです。

 

モデルガンは高くて買えなくても、

いちばん安いのが確か600円、

最多価格帯1200円位の

このプラモデルなら、

頑張ってお小遣いを貯めれば手が届く、

唯一のリアル路線オモチャ拳銃でした。

 

M19コンバットマグナムは

当然ながら

筒抜けシリンダーですし、

 

 

ルガーP08は

ちゃーんと

ショートリコイルするのです。

 

 

このシリーズのオートマグとか

長物のM16とかAKMなんか、

トイガン史上、

後にも先にもこれ以上のリアルさはない

というほどに素晴らしい再現性で、

本当に伝説的な傑作でした。

 

岐阜の会社でしたよねLSって。

 

少年時代、

LSプラモの箱に書いてある住所を見ては、

岐阜県てどんなところなんだろう、

と、意味もなく想像をめぐらせていたのを

思い出します。

 

想像をめぐらせると言えば、

このプラモに付いて来た弾が

なんとも昔風の紙箱に入っていたんですが、

その箱の内側に書いてあったメモ書きを見て、

ボクは思わず目頭が熱くなってしまいましたよ。

 

 

コレです。

 

 

お分かりでしょうか。

銃の口径をミリで現す計算式ですね。

 

例えば、

45口径ってのは0.45インチですから、

100分の1インチ、

つまり0.25ミリを掛ければ

口径をミリで表すことが出来るのです。

 

たぶん、

このプラモの最初のオーナーさんは、

まだ見ぬ本物の銃に熱く思いを馳せながら

こういう計算をしていたんだと思います。

 

分かるなー!

その気持ち!

 

今のトイガンは、

小さな拳銃もライフルも機関銃も

ぜーんぶおんなじ6mmBB弾なので、

(一部8mmもありますが)

 

「銃の個性や特性を口径によって判断する」

 

という発想を持ったトイガンファンが

ほとんどいなくなってしまった

ような気がします。

 

口径や使用カートリッジの違い、

さらには作動機構の違いなどにこそ、

ガンファンが最終的にたどり着くべき

銃の面白さがあるのではないか、

とボクは思うんですがね。

 

ま、現代のエアソフトガンは

本当に良く出来ていますから、

皮肉な事に今のガンファン少年たちは、

もはや本物の銃などに

あまり興味を示さなくなって

しまったのかもしれませんね〜。