重厚かつひたすらワイルドな
バックナイフに対して、
どこまでも上品さを忘れないガーバー。

そんなイメージを決定付けたのが、
1977年発売の

「シルバーナイト」

ではなかったかと
ボクは思っています。

これは2003年以降の復刻版ですが、
同社ニューフォールディングハンターとは違い、
オリジナルとほぼ同じ形で作られているのが嬉しい1本です。

ないと

ニューフォールディングハンターのお話はコチラ。
オリジナルと復刻版では
全く違うナイフだという事が
お分かりいただけるかと思います。

http://ameblo.jp/hiradama/entry-12137680491.html

ガン&ナイフ少年時代、
この刻印には憧れたもんです。

がーばーこくいん

製造は岐阜県関市のガーバーサカイ(現ジーサカイ)
日本の刃物が世界に認められた、
記念すべき最初の作品だとボクは思っているのです。

ないとこくいん

一説によると
世界中で合計200万本を売ったという
伝説のフィールディングナイフですが、
この緻密な作りや美しい佇まいを見ていると、
なるほどなと納得せずにはいられません。

たたむ

今のガーバーは
まったく別のぜんぜん違う
廉価ナイフメーカーになってしまいましたが、
ま、これが時代の流れというやつなんでしょうねえ。

ウッドやABSなど
数種類のバリエーションがあったハンドルですが、
やはりなんと言ってもこのアバロンハンドルが
いちばんシルバーナイトっぽい感じがします。

ないとはんどる

欧米ではいわゆる

「ジェントルマンナイフ」

というジャンルに相当するようですが、
普段、紳士がスーツのポケットにナイフを持ち歩く
(日本ではその時点で銃刀法違反即逮捕)
といった習慣のない我が国では、
やはりアウトドアで使うのが
一般的ではないかと思います。

鳥猟にこんなのを持って行ったら
最高だろうなとは思うんですが、
以前、そう思って買った
A.G.ラッセルのポケットナイフも、
実はいまだに野外へは持ち出していなかったりします(笑)

らっせる

これも関市で作られた日本製のナイフですが、
どーですこの素晴らしい螺鈿細工のハンドルは!

らっせるはんどる

ナイフも銃も使ってナンボ、
とゆーのがボクのモットーではありますが、
まあ、何事にも例外ってのはあるモンです。

ははは。

2ほん