モメる相続、モメない相続
オット定年退職により、
世帯年収700万円
世帯資産 推定1.5億円
富裕層
では底辺
のhirakaygomaです
2024.1.1以後の贈与から適用になる
生前贈与改正
図書館で特設コーナーが
できていたので、借りてきました。
生前贈与の加算期間が
相続開始の3年前→7年前に変更など
税制改正のポイントがわかりやすく
説明してあります。
今回の税制改正で一番の目玉は
相続税と贈与税の税率や仕組みの
違いを利用した節税に
メスを入れること。
ターゲットは、資産3億円超の層
3億円以下までは、相続税より
贈与税の負担率が高いが、
3億円超になると、贈与税より
相続税の負担率が高くなる。
資産3超円の層が暦年贈与で
税逃れするのを規制するのが
目的だそうです。
それでも、
贈与が相続税対策の王道
で年間110万円の基礎控除や各種の
贈与税非課税制度があるため、
生前に贈与した方が特な場合もある。
税務署が狙うのは、
暦年贈与
毎年、同じ相手から一定額を
一定の時期に贈与されることを
「定期贈与」と呼ぶ。
定期贈与に対して、税務署が
「予め大きな財産を分割して
贈与するつもりだった」
と判断上すると、贈与したお金に
対して、贈与税が課せられる。
→定期贈与と判断されないために、
贈与のたびに「贈与契約書」を
作成しておく。
日付を誤魔化していないことを
証明するために、公証役場で
確定日付の手続きをすれば完璧。
(確定日付の付与は手数料700円)
暦年贈与で、あえて110万円を
超える贈与をして、贈与されたことを
申告して、贈与税を納税することで、
贈与の証拠を残すという方法がある。
と書かれていますが、
逆に税務署から目をつけられる
という意見もあります。
名義預金
預金の名義は子どもや孫であっても、
実際には親や祖父母が管理している
預金口座。
この預金は親や祖父母の財産
となるので、相続税の課税対象になる。
「子ども名義の預金」を
疑われるポイント
①預金口座の存在を子どもが知らない。
②入金はあるが、出金はない。
③子どもが通帳もハンコもカードも
持っていない
④子どもの家や職場から離れた銀行の
支店が使われている。
→逆をいえば、親が定期的にお金を
振り込んでいても、通帳もハンコも
カードも子どもが持っていて、
子どもが自由に使える口座であることを
証明できれば、問題なし。
贈与でモメる危険ポイント
贈与のタイミング
贈与する相手とタイミングは
大きく2つに分かれる。
①生活に困っている子に
たくさんあげる。
②みんなに平等にあげようとする。
→親は普段の不平等を解消するために、
贈与でバランスをとろうとするが、
贈与されなかった子が不満に思う
リスクがある。
モメる原因を作らないために、
贈与はきょうだいの間では
オープンにしない方がいい(?)
何をどう贈与するかも重要
着物やアクセサリーをきょうだい一人が
すべて持っていったり、きょうだい間の
教育格差やイベント格差できょうだい仲
が険悪になることもある。
生命保険の受取人
子ども全員が受取人であったり、
跡取り1人だけが受取人になったり
であれば問題ないが、子どもが複数
いて、一人だけ受取人にならなかった
という例で、きょうだいがモメた例が
ある。(この例では、保険の受取人に
ならなかった子は、親が生前に援助をして、
他のきょうだいには生命保険でバランスを
とろうとしたらしいが逆効果となる)
相続でモメる原因は
お金が2割。
残り8割は気持ちの問題。
相続は、親のお金と気持ちを
継いでいくと同時に、
きょうだい同士が残りの人生を
心地よく暮らしていくための通過点。
🌟相続や贈与に
積極的な親の共通点
①資産家
逆に難しいのは、いわゆる小金持ちや中金持ち
②自分が相続したときにきょうだいと
モメた経験のある人
③子どもと同居を始めるなど、
生活環境が変わって親が将来を
考え始めたケース
結局は、相続税対策は
早くする、長生きする人
ほど得をする。
きょうだいでモメない
ためには、相続以前から
「気を使い、お金を使う」
のが秘訣のようです
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