今回のサトノダイヤモンド・ノブレスの敗戦で日本における今年の凱旋門賞熱は下がってしまうのでしょうか。
ここを狙い目と見るか、早めに見切るか。センスが問われるところです。
データ上、まず勝ちは無し。
巻き返しのあったパントレセレブル(2着→1着)も前哨戦での致命的な不利が無ければ楽勝していたので参考外。馬券外に消えた馬となるとエルナンド(4着→2着)くらいでしょうか。
ラップタイムは上記のもの。勝ち時計は当然の事、1400通過が1:31.45、上がり時計も37.29と要します。
しかしながら出走しないことにはノーチャンスなので、まずは無事にスタートラインへ立ってほしいものです。怪我をレース中に負ったみたいなのでなおの事。
勝ったのはご存じドイツ調教馬チンギスシークレット(父ソルジャーホロウ)。
インザウィングス←サドラーズウェルズと流れる父系は現在のドイツでの流行血統の1つ。
今回初めて実物馬を見たのですが、馬自身は正直2800m以上を走るスタミナタイプ。長く脚を使えてばてない馬ですね。
逆に言えば細かなギアチェンジなど器用さには欠けそうで、多頭数になるであろう本番・凱旋門賞ではどう乗るか興味深いですね。また良馬塲での時計面にも不安も拭えません。
2着だったクロースオブスターズ(父シーザスターズ)。
3週後良馬塲なら、この馬が自分の本命なのですが、まずはこの日に厳しい競馬をしなかったこと。
内ラチ沿いで競馬を進め、直線も軽く差を詰めただけの流した感じの2着。
持ち味のキレを生かせる馬場でなかった上、休み明け。中2週で走る次走には予想以上の変わり身を見せてくれるのでは、と思わせてくれました。
ちなみにシャンティイー2400mというコースは意外とタフでして、フランス馬でも中2週で走りたくない為、回避もしくはドーヴィルの前哨戦を選択する陣営もある程です。しかもこの馬場。
日本でも、皐月賞への最良ステップレースは何ですか?と聞かれた場合…
今の流行は2月府中の共同通信杯。
一時代前の弥生賞は中山2000を続けて走る事を避けたい面と、間隔をゆったり取りたい面などから廃れつつあります。
凱旋門賞にも同じ様なことが言えなくもなさそうですが。
付け焼刃のフランス競馬の知識だけで勝てる程甘くはないと思います。
さて、自分の厩舎の話ですが、用具はほぼ揃いました。
足りないのは馬だけ、みたいな形になっていますが、そこが1番難しいんですよね。
10月ドーヴィル1歳馬セリに出向く予定です。上場馬が発表され、血統馬もぼちぼちいました。例えばサトノクラウン近親とか(母がクラウンと兄弟)。この馬20000€弱で狙えそう、と考えています。
牝馬中心に、将来日本での繁殖馬としての血統的ポテンシャルを考慮して、準重賞3着以上ブラックタイプ狙えそうな馬。フランスならではの廉価で掘り出し物がいそうですね。
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厩舎のホームページをFacebookで作りました。宜しくお願い致します。
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JRA角居調教師にも紹介して頂きました。ありがとうございます。