「寒い冬」
また冬が来る
いつかの冬の寒さは
感じられずにいられた
そばで笑顔で頷いてくれて
投げかけてくれる一言の
あなたの温もりは時に熱く
凍えた心を溶かし
癒す力を持っていた
いつからか数年
一人で過ごす冬
コートを羽織るも
凍える心は癒されない
夏でさえあなたを見失った心は
凍えそうなのに
すれ違う香水に背中を追う
もう会わないと決めたのは
私なのに
誰となく 何処に向かってか
叶わぬ祈りを吐露してしまう
どうかお願いします
やり直させてください…と
白い息を手に吐きかけては
また寒い冬を凌ぐ
妄想でした( ˙ᵕ˙ )/