人生初出店フリマで売れたモノと意外な客層♪

昨日の日曜、友人宅の軒先テントの一角を間借りして、人生で初のフリーマーケット出店をすることになった僕ら。

フランス語 🇫🇷 では brocante ブロカントや braderie ブラドリーと言います。

フリマ中・上級者のレベルのベルギー人夫婦 P&I の豊富な品揃えに対し、

僕らが持ち込んだものはガラクタ中心ですが、テント入口から向かって右奥のほうに陳列。

Yvesのご両親の遺品も数点出品してあります。

品物の数で言うと、僕らは友人夫婦の5分の1程度ですかね？

フリマ開始の9時半を回ると一気に来店者が。

僕らの出店物の中で最初の引き合いがあったのは、Yvesが使っていたスマートウォッチ fitbit。

年配の人々を中心にスマートウォッチを使っていなと、そもそもこれが何か分かっていない人もいて、

さまざまなデータが表示されて健康管理が出来る点や充電の仕方などを説明するYves。

一日を通じて問い合わせが一番多かったのがこのスマートウォッチだったのですが、どんどん新商品が出てくるなかでもかなり型落ちの中古品でもあるため、なかなか売れません。

そして、最初に売れたのは僕らの見立てどおり、ミニサイズの天体望遠鏡でした。

友人Pも別モデルのミニ天体望遠鏡を出品していましたが、如何にも男子が好きそうなコレクターアイテムということもあってか、そちらもすぐに売れていました。

Yvesが説明を尽くして、10ユーロ（約1700円）でお買い上げ！人生最初のフリマ売却！

友人夫婦から「おめでとう！」の声。

友人の出品物に関しては、コンスタントに売れていきます。

アンティーク品の中で注目を集めていたのがこちら。

何だか分かりますか？

蓋を開けるとこんな感じ。

アレじゃないかな？と頭に浮かんだ方は是非コメント欄に答えを寄せてみてくださいね。

ちなみにこちらは比較的若いベルギー人の男性が買って行きました。そのガールフレンドはアメリカ人でしたが、こちらもアンティーク調の真鍮製ランタンランプを購入。カップル同士でなかなか趣味が良い美男美女でした。

僕らのほうは、その後オバール型のフォトフレーム（5ユーロ）、そして真鍮製のプランター（10ユーロ）が売れて行きました。

昼過ぎには友人夫婦の息子Rが陣中見舞いに姿を見せました。Rのママの Iが「HIROのお気に入りのRが来たわよ！」と僕がゲイ目線でRのことを愛でていたこと、先刻お見通しでした。笑

5年前にこちらの友人宅（その時は以前住んでいた別の町の家でした）にお呼ばれして、夕食をご馳走になった時のRはまだ20代だったこともあって結構可愛いかったんですが⏬、5年経ってだいぶワイルドに変貌していましたね。

『先週土曜は相方の親友宅で夕食♪』先週土曜は、相方Yvesの友人宅へお呼ばれして夕食をいただいて来ました。我が家から車で30分ほど、ブリュッセルの郊外に建つ一軒家に到着。ここのご主人P…

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RとママIとでサンドイッチを作ってくれました。

お昼時になると人出も一旦やみました。後から他の出品者のところも回ってみましたが、恐らくはここの住民の人たちで運営されている屋台もあって、ハンバーガーやホットドッグも売っていました。

午後イチで売れたのは、意外や意外、全くノーマークだったこちらのチベット仏教の仏様の絵が書かれた掛け軸「タンカ」。

しかも買って行ったのは、10歳前後のちょっと中性的な美少年。

「赤とゴールドの模様がキレイだから！」という理由でです。子供相手ということもあり、お値段は1ユーロぽっきりで！

家族揃って一日中このフリーマーケットを楽しんでいるファミリーも。そして、この男の子の仲良し三人組はちょくちょく僕らのブースに立ち寄ってくれて、細かいものを幾つか買ってもくれました。

特にこの男の子は何度も来てくれて、毎回一点ずつ小物を買って行くと、両親に嬉しそうに購入品を見せていました。

そのひとつが小鳥のガラス細工。

予め一定額のお小遣いを渡して、その範囲内で賢い買い物体験をさせようという、親の家庭教育の一環だったのかもしれません。

フリーマーケットにやって来ている人はそれこそ老若男女幅広い年齢層で、中には掘り出し物を仕入れに来ているプロの業者も。ブリュッセルから20km弱、車で30分の距離のオランダ語圏のフランダースの田舎町ですが、フランス語もたくさん聞こえましたし、僕らのブースだけでもフランス人やポーランド人、モロッコ系（ベルギー人？）そしてアメリカ人と国際色豊か。アジア人は片手で数えられるほどでしたが、僕も唯一の日本代表で参加してたわけですし。

それにしても、子無しゲイカップルの僕らには、こんなにも子供たちがお客として来ることを全く想像していなく、フリーマーケットの意外な側面を垣間見たのでした。

不用品はリサイクルパークへ持ち込んでコンテナに投げ捨てれば簡単に処分できますが、こうして直に顔を突き合わせて、モノにまつわる思い出などを語りながら、大切にしてもらえそうな新たな持ち主に引き取ってもらうのも大きな魅力のひとつかもしれません。

終了時刻は16時ということで、6時間半のセール時間なのですが、僕は家からラップトップを持ってきていたので、14時過ぎからはここ2ヶ月ほどのルーティーン、ネットでの物件探しを開始。

そんな僕の居ない時間に、問い合わせは多かったのになかなか売れなかったスマートウォッチ fitbitがとうとう売買成約。

希望価格は5ユーロでしたが、3ユーロで手を打ったのでした。

僕らの出品物で売れた品物は全部で6点、総売り上げは29ユーロ（約4,950円）。

初回参加でそこまで出品物も吟味したわけではない中では、まずまずの結果ではないでしょうか？

お隣さんとだけでなく、近くの町からもIの職場の同僚がご機嫌伺いで立ち寄る人々もあり、なんだかんだ社交の場なんですよね。