今日のブリュッセルは19℃まで気温が上がり、春のような陽気となりました。
そんな春の訪れのように、日本からも嬉しいニュースが。
同性婚の実現を目指すグループが起こしている集団訴訟の裁判が札幌と東京とであり、そのうち札幌高裁でこれまでより一歩踏み込んだ判決が出ました。
憲法24条1項「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」と規定していて、これまでの判決では、両性=男性と女性=異性間のみの婚姻が想定されているとして「合憲」の判断をしてきました。
それを今回の札幌高裁2審では、憲法の文言上は男女間の婚姻について定めているものの、制定当時は同性婚は想定されていないとした上で、社会状況の変化に伴って解釈することも必要とし、
・人と人との間の自由な結びつきとしての婚姻を定める趣旨を含んでおり、異性間のみならず同性間の婚姻についても同じ程度に保障していると考えるのが相当
・同性愛者はアイデンティティの喪失感を抱いたり、自身の存在意義を感じることができなくなるなど、個人の尊厳が損なわれる事態になってしまっている
と具体的な理由を明示して、同性愛者に寄り添った内容の判断をしたのでした。
札幌地裁での1審から、今日の札幌高裁での2審までの3年間で、国内外の動向も踏まえた画期的な判決と言えます。
これまでの全国各地の裁判所での判決を見ると、判断が分かれていて、一進一退状態とも言えますが、それだけに高等裁判所(高裁)という一段上の裁判所で前進的な判断が下ったのは意義深いと言えます。
ANNnewsCH より
このニュースに関心を寄せていないと、なかなか理解が難しい面もあると思いますので、テキストニュースをNHKより
動画ニュースからは、テレビ朝日・報道ステーション
地元北海道の HBC 北海道放送
在阪の関西テレビ
YouTube上でご覧になれる3つの動画をUPしておきます。
世界各国で相次いでいる同性婚導入や日本での同性パートナーシップ制度の広がり、同性婚に賛成多数の世論など全てのことが今回の判決にもプラスの影響を与えたとも言え、やはり声を上げて理解を推進することの大切さを改めて感じた次第です。
あとは立法府である国会での法整備が一刻も早くなされるように、同性婚実現に尽力する議員の数をいかに増やしていくかですね。
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