今月に入ってフランス語コースのクラスメートや先生をはじめとして、新しい出会いの機会が増えました。
それは悦ばしいことなのですが、同時にちょっと悩ましいことも出てきます。
それは、ずばりカミングアウト問題。僕は基本、初対面の人でもゲイであることを公にしているオープンリーゲイです。ただ、誰も彼もに「僕はゲイです!」などと喧伝する訳ではありません。
TPOや相手との距離感などに応じて「実は…」と切り出したりします。まぁこちらだと「実は…」などという前置きなしにさらっと「僕はゲイでね…」などと打ち明けることもままありますけれど。
で、です。語学学校での新学期を迎えた先週や、昨日も友人に連れられてYves抜きでとある会合に参加して来たのですが、そこで待ち構えるのが大勢の前での自己紹介です。
フランス語コースでは、同性愛が神への冒涜と捉えるイスラム教徒のクラスメイトも多数。昨日の集会では年配の日本人が数名混ざっています。
キリスト教でも同性愛は性的逸脱であり、宗教上の罪ですが、現在では毎週日曜日に教会に行ってミサに参加するような敬虔なクリスチャンは西側諸国ではほとんど居ませんし、宗教より人権意識が高いので、一部のホモフォビアを除けば面と向かって非難されたり、罵倒されたりすることはありません。
それに対して、中東やアフリカなどのイスラム教の国々の中では、同性愛が拷問刑や死罪となる国もあります。
それらの国出身のクラスメートが同じクラスにいる場合、自己紹介する際にはゲイであることを公にすることは躊躇してしまいます。
自己紹介で求められる項目の中には「独身か、既婚か?家族は?」を伝えるシーンがあったりもします。僕のクラスは曜日によって違う2人の先生が居て、さらに会話コースはまた別の先生なので、1週間で3回も自己紹介の機会があったのですが、幸い家族形態を問われることはなかったので一安心です。
「どうしてベルギーにやって来たのか?」という項目で、一部の生徒は「結婚で」「パートナーに連れ添って」というような人も居ましたけど、僕の場合には「仕事で」ということなので、プライベートな部分に触れられることはなく。
昨日の会合では「主人の転勤に伴って」という駐在妻の人も居たりしたのですが、僕にも同じように「駐在で?」という自然な問いが飛んでくる訳ですが、「いえ、永住組です」と返せば「では、こちらの方とのご結婚されて?」というやりとりになります。
実際「結婚」はしているので「はい」とは答えましたが、相手が男性で「同性婚」していることを明かすのは避けました。多くのケース同様「奥さんはこちらの人で?」と続いたので、この問いにも「はい、ベルギー人です」と。特に「奥さんではなく旦那なんですけどね」とは付け加えず。
別にどちらでも良かったのですが、同じメンバーにまた会うかどうかは判らないので、明かすにしてもまた次回(があればですが)でいいかな?と。
フランス語コースでは、席の隣になって雑談した何人かの女子や、昨日も帰り道のメトロで一緒になった若いヨーロピアン男女には、普通に「僕、ゲイでね」とあっさり打ち明けましたけどね。
課題は向こう2ヶ月間、週2,3日一緒になるムスリム(イスラム教徒)系クラスメートへのカミングアウトをするかどうかですね。しばらく様子を見て判断していこうと思います。
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