筑波山で見た花、第五弾。

 

登山道周辺で所々に咲いていました。

 

 

 

 

科名と属名:スミレ科スミレ属
学名:Viola mandshurica

和名:スミレ(菫)
分類:多年草
草丈:10cm程度
開花期:4月~5月頃

 

 

一般的には、「スミレ」は、スミレ科スミレ属の植物の総称ですが、狭義には、学名が「Viola mandshurica」となっている種の和名です。

 

北海道から沖縄まで、日本全国に広く分布しており、日当たりのよい土手や野原、道路や山道沿いなどに自生します。都会ではコンクリートのひび割れ等からも顔を出していることがあります。

 

葉よりも高く伸び出た花柄の先に、濃い紫色の花が1輪咲きます。花は蝶のような形となり、ラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつけます。5個の花弁のうち上の花弁2枚を上弁、両側の2個を側弁、下の1個を唇弁または下弁といいます。唇弁の基部はふくらんで後ろに突き出ています。大きい花弁の奥が隆起したものを距(きょ)といい、その中に花蜜を貯めています。

 

花茎は根際から出て、やや立ち上がり、てっぺんで下を向いて花のラッパの管の中程に上側から付きます。